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オダギリジョー、個性的なヘアスタイルで30歳の自覚

第59回カンヌ国際映画祭

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監督週間『ゆれる』の公式会見に出席したオダギリジョーと西川美和監督。
監督週間『ゆれる』の公式会見に出席したオダギリジョーと西川美和監督。

 カンヌ映画祭「監督週間」部門に選出された西川美和監督『ゆれる』の公式上映が24日夜に行われた。先に行われたプレス試写も好評で、舞台あいさつに訪れたオダギリジョーと西川監督には、会場から大きな拍手が沸き起こっていた。

 同作品は、是枝裕和監督の助監督を務めていた西川監督の、『蛇イチゴ』に続く長編第2作。兄弟のきずなで結ばれていた兄(香川照之)と弟(オダギリ)だったが、兄が起こしたある事件をきっかけに被告と目撃者という関係に。裁判を重ねていくうちに、互いの知られざる一面がかいま見えるようになり、両者の信頼関係が揺らいでいく心理ドラマだ。

 記者会見でオダギリは「この脚本を読んだ時、誰にもこの役を渡したくないと思った。ちょうど撮影は20歳代最後の時。自分の20代を振り返ったとき、きっとこの作品が代表作として思い浮かぶようになるのでは? と思って、撮影に挑みました」と、いつになく多弁に語った。

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 またオダギリといえば、2003年の『アカルイミライ』と2005年の『オペレッタ狸御殿』でもカンヌに参加し、オーソドックスなタキシードとは一味違ったファッションでレッドカーペットを上がって話題になった。本作品の劇中でも、売れっ子カメラマンの設定とあって、オダギリのセンスが生かされているという。「今回の映画で初めて、(ファッションメーカーの)プレスに、自分で衣装を借りに行きましたからね」とオダギリ。その衣装は赤のパンツにエンジの皮ジャンとオダギリ以外には似合わない組み合わせ。

 しかしこの日は一転、シックな紺のスーツ姿。この服を選んだ理由を尋ねると、「もう30歳ですから」(笑)。しかしロン毛の頭髪は、右側部分だけ刈り上がっているという、かなり個性的なものだが……。「20歳代だったら、もう少し刈り上げの幅が大きいでしょうね」としきりに大人になった新生オダギリジョーをアピールした。

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