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勘三郎、43年ぶりの主演映画プレミアがニューヨークで開催!

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ニューヨークで、笑顔の3人です!
ニューヨークで、笑顔の3人です!

 歌舞伎役者として世界中から注目を浴びている18代目中村勘三郎と名優柄本明が、「弥次さん喜多さん」に扮し、珍道中を繰り広げる時代劇『やじきた道中 てれすこ』のワールド・プレミアが、日本時間24日ニューヨークのリンカーンセンターで行われた。

 ニューヨーカーたちでいっぱいになった会場に、籠をかついだ二人の男たちが、客席をぬって入場し、その後ろから、「弥次喜多」に扮した中村勘三郎と柄本明、ヒロインのお喜乃を演じる小泉今日子が、客席を練り歩きながら、登場すると、満員の客席からは大きな拍手が沸き起こった。

 前日に同リンカーンセンターで、“中村大歌舞伎”を大成功させた勘三郎は、「とてものんびりして、温泉につかったような、いい気持ちになれる映画です。舞台の芝居と違って、演技を変えることができませんが、楽しんでください(笑)。」と満面の笑顔であいさつ。 粋な着物姿の小泉も、「(ニューヨークに)江戸時代からタイムスリップしてきたような、とても不思議な気持ちです。3人とは人生の旅をしているような、楽しい撮影で、この旅がまだまだ先に続いて進んで行くといいなと思います。」と語った。
また、撮影中、「坐骨狭窄症」で入院し、退院してすぐに“首吊り”シーンに臨んだという苦労話を披露した柄本明は、「首吊った後は、発熱して、じんましんも出て大変でした……。記者の皆さん、ぜひなんでもいいから記事にしてくださいね」と話し、ニューヨーカーたちの爆笑を誘った。

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この日、プレミアが行われたリンカーンセンターは、ニューヨーク州立劇場、ビビアン・ボーモント劇場、ジュリアード音楽院、そしてメトロポリタンオペラハウスが入った総面積14エーカーを誇る巨大なアートセンター。芸術家たちの憧れの土地でもあるこの場所で行われた『やじきた道中 てれすこ』。終演後は、辛口なニューヨーカーたちからも大きな拍手があがり、「“日本の古きよき時代劇”が久しぶりにアメリカで公開されればいい」と語った中村勘三郎の夢が、現実に一歩近づいた夜となった。

『やじきた道中 てれすこ』は、11月3日より、丸の内ピカデリー2ほかにて全国公開。
『やじきた道中 てれすこ』オフィシャルサイトtelesco-movie.com

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