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赤裸々過ぎる…高岡蒼甫、10代でのホームレス経験から母の失踪まで自伝に

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「はじめまして、こんにちは。」高岡蒼甫
「はじめまして、こんにちは。」高岡蒼甫

 「ROOKIES」シリーズの若菜役で人気を集めている俳優の高岡蒼甫が、荒れていた中学時代に始まり、親の離婚で家を失い野宿生活をしたこともあった10代の時期など壮絶な半生をつづった自伝「はじめまして、こんにちは。」の売れ行きが好調で重版になることがわかった。高岡は自らのすべてをさらけ出したこの自伝への思いが強く、今回の重版でさらに付け加えた個所も多い。

 2年前、宮崎あおいの夫として注目を集めた高岡が、テレビドラマ「ROOKIES」で注目を浴びたのはつい最近のこと。今人気絶頂の彼が出した自伝はあまりにも赤裸々で、ショッキングな内容だ。

 本のなかで「本当に荒れていた」とつづった小学校時代を振り返る高岡の言葉には、「親が嫌いだった」という言葉が何度も出てくる。鼻血が出るほど殴られた親からの暴力、突然の母親の失踪……俳優を目指し始めるまでの高岡の半生は明るいとは決して言えないだろう。

 両親の離婚によって家をなくした高岡がダンボールと大きな紙袋をさげて野宿をしていた時期もあった。当時、雑誌の読者モデルとして高校生の間では名前を知られている存在だった高岡が、ファーストフード店で仮眠していた際に女子高生にホームレスと騒がれ、恥ずかしさと悔しさで顔を上げられなかったというエピソードは衝撃的だ。

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 これまで人気絶頂の宮崎あおいとの電撃結婚ばかりがフィーチャーされてきた彼だが、親との不仲、中学からの独り暮らし……など孤独な青年時代をつづった本作からは、若くして家庭を持とうとした高岡の気持ちが痛いほど伝わってくる。

 映画界からも骨太役者として、多くの監督から愛されている高岡を、映画『クローズZERO』の三池崇史監督は「本物の不良。事務所に飼いならされた犬が多い中で光っている」と表現した。

 イメージダウンにつながるかもしれないような過去を自ら告白した高岡は、三池監督が言うように本物の不良だ。だが、本物の不良が持つ男気は、スクリーンでもにおい立つような色香を放っている。すべての過去をさらけ出し、またひとつ高岡は自由な一匹狼として、映画界を中心に活躍を広げていくだろう。

 高岡の人生の記録ともいえる「はじめまして、こんにちは。」で、等身大の彼を感じてほしい。

「はじめまして、こんにちは。」はSDPより発売中(税込み 1,470円)

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