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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の重要人物、スラグホーン先生を直撃!

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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』撮影風景より右がスラグホーン先生のジム・ブロードベント
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』撮影風景より右がスラグホーン先生のジム・ブロードベント - (C) 2009 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

 J・K・ローリング原作による世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの映画版第6弾で明日15日に公開される映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で、この物語のキーパーソンともいえる人物スラグホーン先生を演じたオスカー受賞俳優でもある名優ジム・ブロードベントに話を聞いた。

映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』写真ギャラリー

Q:(本作のシリーズ)初登場となりますが、ハリー・ポッターの撮影現場に初めて入った感想は?

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ほかのどんな映画とも違って、非常に大きな規模の映画なので素晴らしいものだけど、同時にずっと何年も継続してきてすべてがそろっているから、とてもリラックスしている。本作の前にすでに5作も作られているわけだから、予算的にも余裕があるわけだ。これだけの規模の映画となると、ちゃんとうまくいくかわからないとか、何が起こっているのかわからないとかいう理由から、ある一定の緊迫感がつきまとうものだけど、この映画では現場で皆お互いのことをよく知っているし、セットのほとんどはすでにあるから、まるで家族の一員として迎えられたようで、とてもリラックスした雰囲気だね。そういう雰囲気はまた皆をクリエーティブにさせてくれるんだ。ほかに心配することがないからね。素晴らしいことだよ。

Q:原作では少し太った役ですが、役作りのために何か工夫されましたか?

洋服にパッドを入れているよ。原作ほど極端な体型ではないかもしれないね。原作ではひげを蓄えていることになっているが、映画ではそれはない。フラッシュバックのシーンで若いころ小さな鼻ひげが出てくるが、それ以外はほとんど鼻ひげはないわけだ。基本的には少しパッドを入れて、老けて見えるメークをしたけれど、原作の中に出てくる彼そのもののイメージではないんだ。それでもキャラクターの精神はそのまま演じているつもりだがね。

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Q:この話が来る前に、原作もすべて読んで、映画もすべてご覧になっていたのですか?

1作目は読んでいたけど、それ以外の作品は読んでいなかったね。1作目は素晴らしいと思ったけど、ほかにも読まなければならない本はたくさんあったからね(笑)。映画の方は観ていて、大ファンなんだ。

Q:あなたはイギリスを代表する名優のお一人ですし、若い役者さんたちはあなたから学ばれることが多いと思いますが、何か演技のこととか彼らとお話になったことはありますか?

演技に関しては特に話したりはしないね。本作で6作目な訳だから、もちろん彼らは十分わかっているし、ほかの作品にもいろいろかかわっているわけだしね。演技以外のことはよく話したよ。

Q:スラグホーン教授のキャラクターから最初に受けた印象は何でしたか? また演じるときには何を強調して演じていらっしゃいますか?

彼はとてもわかりやすい役だと思ったね。なぜならこれは先生の役だから、先生というのは男子でも女子でも、誰もがパブリックスクールなどで遭遇したことのある人だし、わたし自身そのような性格の先生を知っている。一度は定年退職した先生だけれども、ひょんなことからまた復帰させられることになる。教えるということは彼にとって一生かけてやってきたことだったんだ。教えることが大好きで、教え子も大事に思っている。特にハリー・ポッターやトム・リドルなどのような優等生が大好きで、そういう将来的に成功しそうな学生を特にひいきするんだ。それでも彼はいい先生だ。明らかに頭脳明晰(めいせき)で、独身だから自分のすべてを教育にささげてきた人だ。仕事が命なんだね。誰もがそういう先生に遭遇したことがあるわけだし、わたし自身もスラグホーンを演じるときに、イメージを膨らませてみようと思い起こした先生たちがいたね。

映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は7月15日(水)より丸の内ピカデリー1ほかにて全国公開

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