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アブない人妻たちのやり過ぎ秘めごとに中毒者続出!「デス妻」ブレイクの理由

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さらに過激になった「デス妻」シーズン4は必見!
さらに過激になった「デス妻」シーズン4は必見! - (c)ABC Studios.

 映画やドラマも不況のあおりで縮小傾向にある中、シーズン7まで製作が決定し、世界中で中毒者が増殖しているアメリカのテレビドラマ「デスパレートな妻たち」の人気の秘密に迫った。

 本作は、アメリカ郊外の住宅街で、それぞれがけっぷちな危機を抱えた主婦たちが、生きる道を模索して悪戦苦闘するさまを愛嬌(あいきょう)たっぷりに描いた人間ドラマ。サスペンスやコメディーの要素を採り入れつつ、人生の苦さ、深み、情念までが織り込まれ、これまでになかったタイプのテレビドラマとして話題になった。現在、日本ではシーズン4までがリリースされており、アメリカではシーズン6の放送が始まったところだ。

 「デス妻」はエミー賞やゴールデングローブ賞をはじめとする数々の賞に輝き、放送開始の2005年から2009年までの5年間で、延べ133部門ノミネート、33部門受賞しているモンスター級ドラマとしても知られている。その人気の秘密は、何といっても人間味あふれるキャラクターたち。シングルマザーのスーザンをはじめ、愛に飢えて不倫に夢中のガブリエルや、完璧すぎる主婦ゆえに家庭を息苦しくさせるブリー、元キャリアウーマンながら子だくさんで育児に追われるリネットといった個性あふれるキャラクターが登場する。ブリーの、夫と子どもと理解し合えない孤独や、子育てに追われるリネットの姿などに、主婦を経験したことのある誰もが自己を投影してしまうだろう。そんな家庭のリアルな悩みや秘密が、視聴者の共感を誘う。

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 また、予測不能な展開が本作の魅力の一つともいえる。平穏なウィステリア通りに住む人々の身の上には、不倫の行方、恋の成就、愛の破局といったメロドラマだけではなく、放火、ひき逃げ、失踪(しっそう)、殺人など、シリアスで過激な事件がたびたび起きる。シーズン4では、新婚&妊娠で幸せいっぱいだったスーザンに、夫マイクの薬物中毒という災いが降りかかり、やっとがんを克服したリネットは養女ケイラの虐待偽装で窮地に追い込まれる。ガブリエルは元夫のカルロスと復縁するも、彼の失明という思いがけない不幸を背負い、ブリーは二度目の夫オーソンがマイクをひき逃げした犯人だったと知って、絶縁宣言! コメディードラマの趣の中に、不意にこうした異質な事件が勃発(ぼっぱつ)することによって、視聴者はその展開から目が離せなくなるのだ。

 アメリカでは社会現象を巻き起こし、シーズン平均2,000万人もの視聴者を獲得している「デス妻」。セレブの間でも話題になっており、オバマ大統領夫人やブッシュ元大統領夫人も夢中だとか。日本でも“デス妻フリーク”を公言する有名人、芸能人がたくさん存在している。シーズンを追うごとに謎めいたキャラクターが増え、人間模様がより複雑になるため一度ハマるとなかなか抜け出せなくなるのだ。

 「デスパレートな妻たち シーズン4」DVDコンプリートボックスは、ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメントより発売中

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