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マット・デイモンは現代最高の俳優!? 映画『グリーン・ゾーン』のポール・グリーングラス監督に独占インタビュー!

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打ち合わせ中のマット・デイモンとポール・グリーングラス監督
打ち合わせ中のマット・デイモンとポール・グリーングラス監督 - (C) 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

 イラクのアメリカ軍駐屯地グリーン・ゾーンを舞台に、大量破壊兵器の所在を探る任務を描いたサスペンス・アクション映画『グリーン・ゾーン』。映画『ブラディ・サンデー』がベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したこともあるポール・グリーングラス監督に話を聞いた。

映画『グリーン・ゾーン』写真ギャラリー

 「この映画のアイデア自体はかなり前々からあった」というグリーングラス監督は、大量破壊兵器の捜索を中心に据えることで、スパイ、陰謀が渦巻くアクション満載の作品になると踏んだのだという。だが、舞台がなかなか決まらなかった。「そんなときに原作の本を読んで、ここしかないと思ったんだ。フセイン政権陥落直後のイラク、バグダッドのアメリカ軍駐屯地、グリーン・ゾーン。権謀術数や内部抗争が満ち満ちていて、これこそ映画的だと思った」とグリーングラス監督は当時のことを振り返った。

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 映画『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』に続いて3度目のコンビを組むことになる主演のマットについて、グリーングラス監督は、「思った通り、素晴らしかったよ」とベタ褒め。「イーストウッドやほかの世界的な監督がみんなマットを使いたがっているんだ。どんな役柄でもこなせる性格俳優でありながら、スター性があって、アクションもこなせる。そして往年の名優たちのような物静かな風格が彼には備わっているんだ。観客が、われわれの味方だと思うような親近感もね」とマットの俳優としての才能に言及しつつも、「監督は孤独な仕事だけど、がんばり屋のマットと一緒にやっているととても心強いんだ」とマットの人間的な魅力にすっかりとほれ込んでいるようだった。

 ほかの共演者については、「主役を生かすも殺すも脇役次第だから、大好きな役者にお願いしたつもりだ」と実に楽しそうに一人一人について語ってくれた。とりわけ、映画『リトル・ミス・サンシャイン』でダメ父親を好演したグレッグ・キニアについては「人間味のあふれた彼の演技は絶妙だね」と絶賛。また、監督と個人的にも親しいというジェイソン・アイザックスは、主役のマットと裏表のような存在を演じており、その二人の対決が行われる終盤の20分近いアクションシーンは監督をして「『ボーン・アルティメイタム』を超えた、最高の見せ場だよ」と言わしめるほどだった。

映画『グリーン・ゾーン』は2010年5月14日より全国公開

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