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アムロ役でおなじみの古谷徹、声優人生の転機になったのは『幻魔大戦』

第23回東京国際映画祭

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代表作も上映され、トークショーは大盛況! -りんたろう監督
代表作も上映され、トークショーは大盛況! -りんたろう監督

 第23回東京国際映画祭が開催されている東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで30日、「映画人の視点/映画人、りんたろうの世界」と題したトークショー&特別上映会が行われ、日本アニメ界の巨匠りんたろう監督が、ゆかりの深い古谷徹らと思い出話に花を咲かせた。

りんたろう監督作映画『よなよなペンギン』場面写真

 「映画人の視点」は、一人の映画人にスポットを当てたトークショーと代表作のオールナイト上映を行う東京国際映画祭の人気企画。3年目を迎えた今回は、女優の小泉今日子、映画美術監督の種田陽平、そしてりん監督をフィーチャーし、連日大盛況となった。ちなみにこの夜、上映されたのは映画『幻魔大戦』、『カムイの剣』、そして『メトロポリス』の3本。どれもりん監督の歴史を語る上で、ハズせない代表作ばかりだ。

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 『幻魔大戦』で主人公の東丈を演じた古谷は、「この作品を機に、アニメ一本。『幻魔大戦』がやりたくて、(大手声優事務所の)青二プロダクションに移籍したんです。おかげでその後の古谷徹があるといっても過言じゃない」とコメント。星飛雄馬役やアムロ・レイ役で知られる古谷のターニングポイントとなったのが、実は『幻魔大戦』だったわけだ。

 しかし同作には、江守徹美輪明宏といったベテラン俳優も声優を務めており、古谷も「演技が引っ張られてしまうんじゃないかと怖かった。必死でしたね」と戦々恐々だったそうだ。これに対して、りん監督は「本当に役柄にピッタリだった。僕からの注文は特になかったんじゃないかな。もう『好きにやって』という感じで」と当時を振り返った。

 この日は古谷のほかに、『カムイの剣』で音楽を担当した宇崎竜童、『幻魔大戦』のキャラクターデザインと『メトロポリス』の脚本を手掛けた大友克洋監督、りん監督も所属するマッドハウス片渕須直監督(『マイマイ新子と千年の魔法』)も登場。お宝映像の上映を交えた約2時間のトークショーは終始、熱気に包まれていた。

第23回東京国際映画祭はTOHOシネマズ六本木ヒルズをメイン会場に10月31日まで開催中

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