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日本初の映画大学、ついに始動!「普通ではなく変わった大学になるはず」

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会見に出席した佐々木史朗理事長、阿部孝夫川崎市市長、佐藤忠男学長、高橋世織学部長、天願大介学科長(左より)
会見に出席した佐々木史朗理事長、阿部孝夫川崎市市長、佐藤忠男学長、高橋世織学部長、天願大介学科長(左より)

 16日、日本で初めての映画大学として2011年4月より川崎市に誕生する日本映画大学の開学記者会見が川崎市市民ミュージアムにて行われ、佐藤忠男学長、高橋世織学部長、天願大介学科長、佐々木史朗理事長、阿部孝夫川崎市市長が出席した。

今村昌平監督の映画『赤い橋の下のぬるい水』場面写真

 本大学は、映画『楢山節考』『うなぎ』でカンヌ国際映画祭パルムドールを2度受賞している故・今村昌平監督が1975年に創立した専門学校、日本映画学校(当時は横浜放送映画専門学院)が母体。これまで三池崇史本広克行李相日といった活躍著しい監督のほか、撮影現場を支えるスタッフを多数輩出するなど豊富な実績を持っている学校だ。そして今年10月29日付で文部科学大臣より大学設置の認可を受け、来春2011年4月から、日本で初めての映画大学として新たにスタートする予定となっている。

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 現校長で学長に就く予定の映画評論家、佐藤氏は「映画というのは森羅万象を扱うもの。広い好奇心と知的感受性を持っていないとやっていけない。今までの学校では実践重視だったが、今度の大学では理論面の方も強化して教えていくつもりです」と大学にしたことで、これまでの専門学校に比べてより知識面でも充実をはかっていくことを語った。そして「映画には肉体労働もあるし、頭を使う仕事もある。秀才だけが必要なのではない。映画をやりたい気持ちがある人すべてにこの大学に来てほしい」と世の映画を志す人々へメッセージを送った。

 また、今村監督の長男で、映画監督・脚本家の天願学科長は「映画というのは、意見の違う大勢の人たちにもまれながら作っていくもの。今の若い人からするとキツイと思うけれど、そうすることで本人の中にある何かを覚醒させることができる。普通の大学ではなく、変わった大学になるはずです。皆さん応援してください」と大学像の抱負を語った。

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