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生涯出演作100本以上、フランスの名女優アニー・ジラルドが逝去 享年79歳

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ご冥福をお祈りいたします(写真は2007年のもの)
ご冥福をお祈りいたします(写真は2007年のもの) - Eric Ryan/ Getty Images

 アラン・ドロン主演の映画『若者のすべて』など生涯を通じて100本以上の映画に出演したフランスの女優アニー・ジラルドさんが28日にパリの病院で亡くなった。享年は79歳。晩年はアルツハイマー病に苦しんでいたという。

アニー・ジラルド出演映画『隠された記憶』場面写真

 1931年生まれのアニーさんは映画と舞台で活躍。ルキノ・ヴィスコンティ監督やアラン・ドロンなど映画史に残る人物と同時代に生き、ヴェネチア国際映画祭女優賞や3度のセザール賞を受賞し、フランスを代表する女優だった。

 私生活では映画『若者のすべて』で共演したレナート・サルヴァトーリと結婚し、1988年に未亡人となるまで、20年以上にわたって心身をサポートした。夫の死後、一時的に出演が少なくなったものの、2001年には映画『ピアニスト』の演技で自身3度目となるセザール賞を獲得。その後は積極的に映画出演を続けていたが、2007年を最後に表舞台からは遠ざかっていた。

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