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稲森いずみ主演「アイシテル~絆~」で殺人犯の兄演じる向井理と共演決定!岡田将生がその弟役に

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本作に出演が決まった向井理、稲森いずみ、岡田将生、水川あさみ
本作に出演が決まった向井理、稲森いずみ、岡田将生、水川あさみ

 殺人事件の加害者家族を描いて話題になった2009年放送のドラマ「アイシテル ~海容(かいよう)~」の続編「アイシテル ~絆~」が日本テレビ系列で今秋スペシャルドラマとして放送されることが決定し、前作で主演を務めた稲森いずみに加え、向井理岡田将生水川あさみが出演することが発表された。母子愛を中心にした前作とは異なり、本作では殺人事件加害者の弟が大人になっていく姿を描いており、前作では小学生だった殺人事件加害者の成長した姿を向井が、その弟を岡田が演じている。

 被害者も加害者も小学生という衝撃的な殺人事件を中心に、加害者家族の苦悩と葛藤(かっとう)を描いたドラマ「アイシテル ~海容(かいよう)~」。今回、放送が決定した「アイシテル ~絆~」は前作同様、伊藤実のマンガを原作に、「殺人犯の兄」という宿命の下に生まれた弟が成長する過程で出会うさまざまな困難を通して、家族の愛情やきずなを描いた作品だ。原作は、テレビドラマ終了後の2010年5月より「BE・LOVE」(講談社)上にて連載開始され、同年完結した。

 前作の最終回で生まれた弟・直人を演じる岡田は「殺人犯の兄を持つ、直人のいろんな感情を繊細に大切に演じたいと思います。 直人とそれぞれの家族の、再生していく過程を大切に見守っていただけたらと思います」と、兄・智也を演じる向井は「単純に笑って観られるような作品ではないかもしれませんが、家族、友人、恋人のきずなや大切さを感じることのできるドラマだと思います。 僕が演じる智也という役は、難しい役ですが精いっぱい演じたいと思います」とコメントしており、それぞれ、本作が骨太な人間ドラマに仕上がっていることをうかがわせている。

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 そんな兄弟を見守る女性陣も、母親・さつき役を前作に続き稲森が、直人の恋人・須磨加奈役を水川が演じており、連続ドラマの続編としては異例ともいえる豪華な俳優陣が集結した。前作で主演を務めた稲森は、「被害者家族に対してのつぐない、生きるとは何なのか、そのことをまっとうしなければならないということは常に心に置いて演じさせていただきました。智也とさつきがどんなふうに生きてきたのか、殺人犯の兄を持った直人に母親として何ができるのか。ぜひご覧いただきたいです」と前作のテーマを本作ではさらに掘り下げていることを明かした。一方、向井・岡田同様、本作より初参加となる水川は、非常に生命力にあふれた女性を好演しており、「彼女が直人を包み込む大きな優しさや、彼女の存在によって変化していく直人を通して、皆さんも大切な人の存在について今一度考えてみてほしいなと思います」とコメントしている。

 2009年4月期に放送された前作は、平均視聴率こそ14.8パーセントだったものの、回を追うごとに注目を集め、最終回では18.6パーセントという最高視聴率を記録。国際ドラマフェスティバル2009の作品賞グランプリや第47回ギャラクシー奨励賞を受賞するなど、重いテーマを作品にうまく落とし込んだ構成やストーリーは高い評価を得ている。前作を上回る豪華なキャスト陣が集まった本作について、次屋尚プロデューサーは「命の重さ、尊さを、家族のきずなを通し見つめ直す物語です。最高の俳優陣が集い、前作を超えるテーマ性の深い作品ができあがりました。ぜひご家族みなさんでご覧ください」とアピールしている。(編集部・福田麗)

ドラマ「アイシテル~絆~」は日本テレビ系列にて今秋放送

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