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ロバート・ダウニー・Jr、『ジョーズ』にも登場するインディアナポリス号の悲劇のエピソードを映画化!

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出演にも期待したい? 妻スーザンとロバート・ダウニー・Jr
出演にも期待したい? 妻スーザンとロバート・ダウニー・Jr - Kevin Winter / Getty Images

 映画『アイアンマン』のロバート・ダウニー・Jrが妻でプロデューサーのスーザン・ダウニーと共に、第2次世界大戦中、日本海軍の潜水艦に撃沈され、海に漂う船員の多くがサメの犠牲になったアメリカ海軍の巡洋艦インディアナポリスの悲劇を描いた作品を、米ワーナーブラザーズの下で製作するとハリウッドレポーターが報じた。

 インディアナポリスは、1945年にテニアン島へ原子爆弾関連の部品を運んだことで知られる巡洋艦で、その後の移動の途上で日本軍潜水艦によって撃沈された。救助到着までの数日間、乗員の大半は救命ボートもない状態で海上を漂うことになり、低温や飢え、そして海域に生息するサメの被害によって次々と亡くなり、生き残ったのは総員の3分の1以下であったという。インディアナポリスには、映画『JAWS/ジョーズ』でロバート・ショウが演じたサメ狩の名人・クイントが過去に搭乗していたという設定があり、サメの恐ろしさを表現するエピソードとして、この事件を語ったことでも有名になった。生還した艦長のチャールズ・バトラー・マクベイ氏はその後軍法会議にかけられ、問責に耐えきれなかったのか、1968年に自殺している。

 映画は、『JAWS/ジョーズ』を観たことをきっかけにこの事件に興味を持った11歳の少年、ハンター・スコット君の視点から語られる。スコット君は実在した少年で、学校の課題のテーマとしてこの事件に関するレポートを作成。生存者の証言などから構成されたそれが注目された結果、2001年にはマクベイ氏の潔白が証明され、軍における不名誉な記録が改定されることとなった。この事件に関しては、『SUPER 8/スーパーエイト』のJ・J・エイブラムス監督も、米ユニバーサルを通じて映画化に着手しようとシナリオを執筆したが、断念しているという。タイトルはまだ決定していない。

 脚本は第2次世界大戦、太平洋戦線の米国海兵隊と日本軍の戦いを描いた海外ドラマ「ザ・パシフィック」を担当したロバート・シェンカンが担当する。本ドラマは、アメリカで製作されたのにもかかわらず、アメリカ軍の負の部分にもスポットを当て、どちらかの国だけを悪く描くようなことを極力せずに映像化したことも話題になったドラマだっただけに、リアリティーにあふれた描写に期待ができそうだ。(編集部・入倉功一)

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