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12歳子役・吉井一肇、『おくりびと』本木雅弘に次ぐ快挙!「宮城の人たちに恩返しをしたい」と受賞会見で堂々のコメント!

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トロフィーを掲げ喜びを表した吉井一肇
トロフィーを掲げ喜びを表した吉井一肇

 被災地・石巻が舞台の映画『エクレール~お菓子放浪記』に主演した吉井一肇(12歳)が、中国のアカデミー賞である第20回金鶏百花映画祭にて外国映画部門の最優秀男優賞を受賞し、24日に行われた会見で喜びを語った。なお、本賞の受賞は2008年『おくりびと』の本木雅弘以来、日本人では2人目の快挙であり、子役の受賞は映画祭でも史上初となる。

映画『エクレール~お菓子放浪記』写真ギャラリー

 仕事の関係で映画祭に出席できなかった吉井の代わりに、メガホンを取った近藤明男監督がトロフィーを受け取り帰国。先週金曜日に受賞の知らせを聞いたという吉井は、会見場に入る前に大きく深呼吸するなど緊張の面持ちで登場。近藤監督は映画祭から帰国し、そのまま会見に直行した形となったが、吉井はトロフィーを目の当たりにすると「わー、スゴい!」と子どもらしいリアクションで目を丸くした。

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 近藤監督は映画祭スタッフから「(吉井が演じた)少年の前向きな生き方、輝かしい瞳、歌声が人々の心を打った」と受賞の理由を説明されたとのこと。金鶏百花映画祭は今年で第20回を迎える中国本土における最大規模の映画祭で、中国におけるアカデミー賞として知られている。日本映画では過去、2008年に『おくりびと』が外国映画部門で作品賞、監督賞、男優賞、2010年に『孤高のメス』が外国映画部門最優秀賞を受賞している。帰国直後の近藤監督も「開会式には6,000人ぐらいが集まり、軍隊や警察も出て、規模の大きさにビックリした」と興奮気味にその様子を語っていた。

 12歳の吉井は何か賞をもらったのは「書道の区展以来」と笑ったが、「初めての映画でいろんな人に助けていただいたおかげです。感謝していますしお礼を言いたい。撮影で毎日元気をもらった宮城の人たちに恩返しをしたいと思っていたので、これで多くの人に観てもらえれば恩返しになるのでは」としっかりした物言いで集まった報道陣を感心させていた。また、会見では受賞理由の一つとなった劇中歌「お菓子と娘」を急きょ披露する運びとなったが、吉井はこれを全く臆することなく堂々とした歌いぶりで披露。今後も期待される大物ぶりを見せるとともに、受賞も納得の澄んだ歌声を響かせていた。

 本作は、日本中が戦火に包まれていた時代に孤児の少年アキオ(吉井一肇)が、お菓子や周りの人々の人情に支えられながら生きていく姿を描いた感動作。(取材・文:長谷川亮)

映画『エクレール~お菓子放浪記』はワーナー・マイカル・シネマズ新石巻にて公開中

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