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ゴールデン・グローブ賞、ジョージ・クルーニー vs. ジョージ・クルーニーでジョージがジレンマ

第84回アカデミー賞

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映画『ファミリー・ツリー』より
映画『ファミリー・ツリー』より - (C) 2011 Twentieth Century Fox

 先日アカデミー賞の行方を示唆する映画賞の一つで毎年話題となるゴールデン・グローブ賞ノミネーションが発表されたが、これに伴い今年特に大忙しだったジョージ・クルーニーがうれしい悲鳴をあげている。なぜなら、ジョージが関与している2作品があらゆる部門でノミネーションを受けたため、ゴールデン・グローブ賞争いのシナリオとしてジョージ vs. ジョージの構図ができてしまったからである。

映画『ファミリー・ツリー』場面写真

 アカデミー賞予想でも上位を走っている映画『ファミリー・ツリー』がまず1本目。現在全米ヒット中そして日本でこれから公開される甘辛いファミリー・ドラマだがこの作品でジョージは、妻の入院をきっかけに失われかけている家族との絆を修復しようと、ティーンの娘たちの面倒をみながら悪戦苦闘する中年男を好演。ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門そして主演男優部門でノミネートされてた。

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 しかし、ここで一つめのジレンマが生じる。まずジョージがノミネートされた主演男優部門だが、彼が自ら出演・脚本・監督を兼ねた意欲作『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』の主演ライアン・ゴスリングも同部門にノミネートされているのである。

 ジョージは自分が監督した映画の主演男優にゴールデン・グローブを受賞してもらいたいのはもちろんだが、かといって映画『ファミリー・ツリー』での主演男優としての自分の功績が認められるのも逃したくない……。

 だが、ジョージのジレンマはこれでは終らない。『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』では監督部門でノミネートされた彼だが、その部門では彼の主演作品『ファミリー・ツリー』の監督でジョージの良き友人でもあるアレックス・ペイン監督もノミネートされているのである。自分も勝ちたいし、ペイン監督にも賞を取ってほしい……嗚呼、人生はなんと皮肉なことか……! 

 そして実はまだある。ジョージはー『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』で共同執筆した脚本家グラント・ヘソロフとボウ・ウィルモンと共に脚本部門でもゴールデン・グローブにノミネートされている。そして、『ファミリー・ツリー』の脚本家チームであるナット・ファクソンジム・ラッシュ、そして……アレックス・ペイン監督も脚本家チームの一人としてノミネーションを受けているのである。

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 前出のジム・ラッシュ氏がこの複雑な状況についてロサンゼルス・タイムス紙に聞かれたのだが、「ジョージのジレンマ解消? 簡単さ。『ファミリー・ツリー』だけを応援すればいいんだよ」と答えたとか……もちろんこれは冗談である。

 だが、どうやらジレンマだのなんだのと騒ぎ立てているのは周囲のマスコミだけらしく、当人のクルーニーいわく素晴らしいライバルと対戦できることにかえって嬉々としているらしく、「みんなでかかってこいや~!」と気炎を吐いているらしい。

(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)

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