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ジェラール・ドパルデュー、元IMF専務理事ストロス=カーン役に決定

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ジェラール・ドパルデュー
ジェラール・ドパルデュー - George Pimentel / WireImage / Getty Images

 セックス・スキャンダルで国際通貨基金(IMF)専務理事を退任した、フランスのドミニク・ストロス=カーン氏の事件を映画化する企画で、出演がささやかれていたジェラール・ドパルデューが、ストロス=カーン氏を演じることが決まった。

ジェラール・ドパルデュー出演映画『あるいは裏切りという名の犬』写真ギャラリー

 この作品は、映画『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』などで知られるアベル・フェラーラ監督がメガホンを握る作品で、2011年5月、ストロス=カーン氏が滞在先のニューヨークでホテルの従業員女性を強姦した疑いで逮捕されたスキャンダルをもとにした作品。カーン氏はフランス大統領選挙で有力候補になると言われるほど、地位と名誉を獲得した人物だったが、この事件によりIMF専務理事の座を追われ、その名声は地に落ちることになってしまった。

 フェラーラ監督はフランスの新聞「ル・モンド」紙で、ニューヨークとパリ、ワシントンで撮影をする予定であることを語り、「すべて、力が集まる都市だからね。これは豊かさと力についての映画だ」とコメント。ジェラールについては、昨年9月にドーヴィルで行われた映画祭で会い、出演を期待していることを告げたという。また、カーン氏の妻役を、イザベル・アジャーニが演じると語った。(竹内エミコ)

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