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クライヴ・オーウェンを直撃!新作ホラー映画と彼がスキャンダルが少ない理由について語る!

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クライヴ・オーウェン
クライヴ・オーウェン

 映画『キング・アーサー』や『インサイド・マン』などでおなじみのクライヴ・オーウェンが、新作『イントゥルーダーズ(原題) / Intruders』について語った。

クライヴ・オーウェン主演映画『デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~』写真ギャラリー

 同作は、スペインに住む少年とイギリスに住む少女ミア(エラ・フォスター)は、夜に顔のない怪しい影が忍び寄ってくる度に怯えていた。そして、その影は徐々に実体を現し始めて、家族たちにも影響を及ぼしていく。はたして、この怪しい影が現れた真の理由とは?というホラー/サスペンス作品。クライヴ・オーウェンは、ミアの父親役を演じていて、彼の妻役には映画『ワルキューレ』のカリス・ファン・ハウテンが挑戦している。監督は、映画『28週後…』のファン・カルロス・フレスナディージョがメガホンを取っている。

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 まず、クライヴは渡された脚本を読んでみて「子どもの頃の悪夢を思い出したよ。当時の悪夢は、すごく緊張感があって、鮮明に記憶している。今は悪夢を見ても、起きてすぐに、それがリアルかそうではないか気付くが、子どもだとしばらくその悪夢に悩まされたりすることがあるんだ」と答え、出演経緯については「ホラー作品にしては、面白いアプローチをして、良いアイデアを探索していると思ったんだ。それに、ファン・カルロスが監督した『28週後…』が大好きだからでもある。この映画は、ファン・カルロス監督の個人的な映画でもあって、彼が子どもの頃に起きた出来事や家族の秘密を含めているらしい」と明かした。

 クライヴは実生活でも父親で、そんな彼が子どもの頃に体験したことを通して、自分の子どもに接するうえで気を付けていることは「この映画では、父親の過去の恐怖が娘にも伝わっていく設定になっいているんだ。実際に僕には母親である友人が居て、彼女はすごく犬が嫌いで怖がっていて、その恐怖は彼女の子どもにも伝達されているんだ。きっと、親の反応を子どもは見ているんだね。子どもはすごく繊細で、周りに起きている状況を把握してしまうことに長けているからね。もっとも僕は、子どもには良いことしか伝えていないけれどね(笑)」と子どもの教育には、繊細なアプローチが必要だと思っているようだ。

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 娘役を演じたエラ・フォスターとの共演について「僕は撮影に入る前に、出演する子どもたちとはなるべく仲良くなっておかなければいけないと思っているんだ。ちなみに最近出演した3作すべて父親役を演じていて、その度に彼ら子どもたちが安心できる環境を作り上げてきた。特にこの映画のように、子どもたちが精神的にも肉体的にも、不快な状況に追い込まれる設定ならなおさらだと思う。だから、撮影前にわずかな時間でも子どもたちと過ごすことは大切なんだ。それに、家族同士はオープンでなければならないと思っていて、家族を描くうえでは、そういう箇所も気をつけなければいけないだろうね」と彼の家族の観点と下準備について語ってくれた。

 クライヴはハリウッドでしばらく仕事をしているが、あまりスキャンダルな話を聞かないことについて「それは僕の映画での成功が、ほかの俳優と比べて遅かったからだと思うんだ。それまで10年以上もイギリスで俳優をしていて、舞台を中心に、小さな映画に出演していただけだった。ただ、若い頃に出演したテレビドラマ「チャンサー(原題) / Chancer」が話題になったことがあったから、若い頃にそういうスキャンダルを起こしてしまう俳優の気持ちも理解できるんだ。ただ、僕のように成功が比較的遅いと、自分の仕事以外に目をそらす余裕も無くなってきて、仕事が一番という判断を下すことになるんだ。ただ、若い頃にスポットライトを浴びせられると、いろいろな人たちが、その俳優の一部を知りたがり、そんなスキャンダルが発覚するんだよ」と理解を示した。

 最後に、いずれ監督をしてみたいが、今のところは良い題材が見つかっていないそうだ。映画は、スペインに住む少年とイギリスに住む少女のストーリーを交錯させながら巧みに描かれ、さらにファン・カルロス・フレスナディージョの特有の映像を駆使していて、興味深いホラー映画に仕上がっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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