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90歳の現役報道写真家・福島菊次郎、最後の現場福島へ…ドキュメンタリー映画『ニッポンの嘘』公開決定

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福島菊次郎
福島菊次郎 - (C) 2012『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』製作委員会

 戦後の日本を撮影し続け、国家が隠す「嘘」を暴いてきた伝説の報道写真家・福島菊次郎を追ったドキュメンタリー映画『ニッポンの嘘 ~報道写真家 福島菊次郎90歳~』が、8月に劇場公開されることが決定した。ナレーションは俳優・大杉漣が担当している。

 敗戦直後の広島で初めてシャッターを切ったという1921年生まれの福島菊次郎。以後10年以上にわたり国家に見捨てられた被爆者や家族の苦悩を写真に収め、「ピカドン ある原爆被災者の記録」で日本写真批評家賞特別賞を受賞。その名を一気に全国へととどろかせた。そんな福島の2009年から2011年の2年間に密着したのが、本作だ。

 数年前からガンを患っている福島は、東日本大震災を機に「最後の現場」として被災地・福島の真実を撮影。広島でスタートしたキャリアが福島で集大成を迎えるさまを描き、大きな事件の現場には福島菊次郎ありといったような、常に最前線で活躍してきた福島の姿から「ニッポンの嘘とは何か」を問い掛ける作品に仕上がっている。

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 メガホンを取ったのは、ドキュメンタリーテレビ番組「ガイアの夜明け」「真剣10代しゃべり場」などを手掛けてきた長谷川三郎。長谷川にとって本作は映画監督デビュー作となる。劇中ではベテラン俳優の大杉が、感情を抑えたナレーションで、映し出される理不尽な現実に静かな重みを加えている。(編集部・小松芙未)

映画『ニッポンの嘘 ~報道写真家 福島菊次郎90歳~』は8月4日より銀座シネパトス、新宿K's cinema、広島サロンシネマほか全国順次公開

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