谷村美月、不倫におぼれるヒロインに!ホラードラマ「トリハダ」がついに映画化!
2007年からフジテレビ系列で放送されていたオムニバス・ドラマシリーズ「トリハダ」が谷村美月主演で映画化されることが明らかになった。シリーズ1作目からの常連キャストである谷村が本作で演じるのは、仕事ではしつこいクレーマーに追い詰められ、プライベートでは上司との不倫におぼれる主人公ひかりだ。
「トリハダ~夜ふかしのあなたにゾクッとする話を」は、2007年3月から深夜帯で放送されたオムニバス・ドラマ。ホラー作品ながら幽霊は一切登場せず、日常に潜む狂気や恐怖をすくいとった内容は回を重ねるごとにインターネットを中心に話題になり、2009年まで半年に1度のペースで全6作がオンエアされた。レンタルソフトもヒットを記録しており、今に至るまでカルトなファンを増やし続けている作品だ。
初の劇場版となる『トリハダ -劇場版-』の撮影はすでに今月11日にクランクアップ。主人公を務める谷村は「シリーズ1作目から出演していることもあり、思い入れのある作品ですが“劇場版だから”と特別に意識せず、監督やいつものスタッフと自然に『トリハダ』の世界に入っていくことができました」と手応え十分。「わかりやすいホラーではなく、はっきりとは描かれない『トリハダ』独特の恐怖をぜひ、劇場の大きなスクリーンで味わってください」とアピールしている。
その谷村とテレビシリーズからタッグを組んでいる三木康一郎監督は「久々に谷村美月さんとご一緒させていただき、彼女の役者としての成長に驚かされました。『トリハダ』では初めてとなるストーリーを重視した作品に不安を感じていましたが、彼女の演技力がそれをあっさりと解消してくれました」とコメント。また、シリーズ初の映画化についても「彼女のおかげもあって、劇場版ならではの新たな『トリハダ』の流れを作れたと確信しています。3年ぶりの“トリハダワールド”。楽しみにしていてください」と自信をのぞかせた。
本作は、無関係のオムニバスに見えるショートストーリーが連鎖していくホラー。家電メーカーのコールセンターに勤めるひかり(谷村)は一見地味で真面目な女性だが、実は上司との不倫という秘密を抱えていた。中年女性のクレーマー対応に追われて帰宅したある日、ふと隣の住人の名前がクレーマーと同じだったことに気づき……。共演には、木南晴夏、佐津川愛美、石橋杏奈、入来茉里、白羽ゆりがいる。(編集部・福田麗)
映画『トリハダ -劇場版-』は9月、シネマサンシャイン池袋ほかにて全国レイトショー公開