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製作中止になっていたマーティン・ルーサー・キング・Jrの映画化作品が再始動!ポール・グリーングラス監督が手掛けることに!

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マーティン・ルーサー・キング・Jrを描く映画を手掛けるポール・グリーングラス監督
マーティン・ルーサー・キング・Jrを描く映画を手掛けるポール・グリーングラス監督 - Jon Furniss / WireImage / Getty Images

 映画『ユナイテッド93』や『グリーン・ゾーン』を手掛けたポール・グリーングラス監督が、一度製作中止になっていたマーティン・ルーサー・キング・Jrを題材にした映画『メンフィス(原題) / Memphis』を、再び製作することを決意したことがIndiewireほか複数のメディアで伝えられた。

ポール・グリーングラス監督作品 映画『ユナイテッド93』写真ギャラリー

 『メンフィス(原題)』は、もともとユニバーサル・ピクチャーズのもとで企画されていたが、マーティン・ルーサー・キング・Jrの遺産管理団体が、同作の脚本にあったキング牧師の不倫が含まれていた内容を批判し、その影響から、ほとんど制作費を得られずに昨年の4月にお蔵入りになってしまった。だがこの度、ワイルド・バンチ・インターナショナル・セールスが同作の製作資金を捻出し、さらに海外の配給のセールスも担当することになったようだ。そして、映画『ソーシャル・ネットワーク』や『ドラゴン・タトゥーの女』などを手掛けてきたプロデューサー、スコット・ルーディンも、昨年に企画当初のまま、引き続き製作を担当することになっている。

 そのストーリーは、キング牧師が暗殺された最後の日に焦点を当てた作品になるようだ。ちなみに、映画『プレシャス』のリー・ダニエルズ監督が製作予定のキング牧師を題材にした映画『セルマ(原題) / Selma』も、2010年から企画されていたが、いまだに製作されていないため、どうやらこの作品が先に製作に入りそうだ。ポール・グリーングラス監督がメガホンを取ることで、期待できる作品になりそうだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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