村上隆、ムフフな斎藤工の体にも注目!初監督作の意外な見どころ明かす
映画『めめめのくらげ』の公開初日舞台あいさつが26日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、初監督を務めた現代アーティストの村上隆と監督補の西村喜廣が出席した。
この日の村上監督は、映画に登場するキャラクター「くらげ坊」のかぶりものを頭に乗せて登場。観客から笑い声も起きる中、「くらげ坊のくらげ帽子をかぶって参りました村上です」と自己紹介、「人事を尽くして天命を待つ気持ち」と初日を迎えた心境を語った。
東日本大震災後の日本を舞台に、不思議な生物「ふれんど」と子どもたちの交流を描く本作。当初西村は、劇中に多数登場する「ふれんど」の人形を使ってチャッキー(映画『チャイルド・プレイ』)のような映画を作る予定だったといい、「全部人形を作ったんです」とコメント。「(映画の)最後に大きなのも出てきて、それも特撮だったんですけど、結局CGに変えました」と苦労話を披露すると、「場面的には1カットだけ残っています。くらげ坊の背中です。気が付いたら困ります」と村上監督が打ち明けた。
また村上監督は、「隠れイケメン映画と言われていますけど……」と一部での同作への評判にも触れ、「斎藤工さんががすごく美しい体を披露してくれています。ムフフな感じになっています」と意外な見どころもアピール。西村も「メインの子役たちが今後どんなイケメンになっていくのかなと、長い目で見ていただきたい」と同意していた。
舞台あいさつ中、好きな映画としてデヴィッド・リンチ監督の『イレイザーヘッド』を挙げた村上監督。「西村さんにああいう映画を撮らなくちゃいけません。監督の全てが詰め込まれてなくちゃいけないと言われて撮りました。奇妙な世界が展開するかもしれませんが、それは西村さんの言葉に対して忠実に、最後まで突っ走った成果だと思っています」と語り、西村が苦笑する場面もあった。(取材・文:県田勢)
映画『めめめのくらげ』は、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国順次公開