最恐の敵“センチネル”の「過去」「未来」の姿が、ついに解禁!
『X-MEN:フューチャー&パスト』に登場する、X-MEN史上最恐の敵、センチネルの姿が遂に明らかになった。画像の向かって右が1973年、左が2023年のセンチネルの姿。
なぜ2種類が登場するのかというと、本作が2023年の未来(フューチャー)と1973年の過去(パスト)、二つの時代で同時進行するからだ。2023年、センチネルによって滅亡寸前となった世界で、X-MENたちは、この危機の根源となった1973年のセンチネルの誕生を阻止しようと計画。1973年のウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)の体に2023年のウルヴァリンの意識を送り込む。こうして二つの時代でそれぞれのドラマが展開していくのだ。
その強敵センチネルとは、1973年に科学者ボリバー・トラスク(ピーター・ディンクレイジ)がミュータント撲滅のため発明したロボット集団。だがセンチネルは、人類を守るためにはミュータントを撲滅するだけでなく、自分たちが人類を支配した方がよいと考え、人類の敵にもなってしまう。
センチネルがX-MENたちにとって強敵なのは、彼らが周辺のミュータントの存在を感知できるから。変身しても隠れても、彼らの追跡からは逃れられない。もう一つ、彼らが脅威なのは、改良によって性能が進化していくから。今回公表された2体のデザインがかなり異なるのはそのためだ。
ではその性能はどうなのか。映画での性能の詳細は明かされていないので、コミック版をチェックしてみた。すると「過去」の初期センチネルは、身長9メートル程度で腕力が強く、胸から熱光線を発射する。「未来」のセンチネルの種類は多いが、中には人間に擬態可能なものや、自己修復能力を持ち、相手によって武装機能を変化させるセンチネルもある。
この「未来」のセンチネルの変形能力は、映画版ではさらにパワーアップしているようだ。というのも、映画版は「ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)のDNAを取り込むことで、究極の破壊兵器となる」という設定が公表済み。そして今回公開された姿を見ると、体が細かい金属板の集合体で形成されているのがわかる。ミスティークのDNAとこの構造で、かなり自由な変形が可能なはず。その変形能力でどんな戦闘を見せてくれるのか期待が高まる。(平沢薫)
映画『X-MEN:フューチャー&パスト』は5月30日よりTOHOシネマズスカラ座ほかにて全国公開