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英バンドUB40のコンサート、爆音すぎて約30人の観客が退場

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UB40のリードボーカルのアリ・キャンベル
UB40のリードボーカルのアリ・キャンベル - David M. Benett / Getty Images

 「レッド・レッド・ワイン」や「好きにならずにいられない」などのヒット曲で知られる、英レゲエ・ポップ・バンドUB40がケンブリッジにて行ったコンサートで、演奏の音量があまりにも大きいと感じた30人程の観客が会場を後にしたとThe Telegraphなどが報じた。

 途中退場した54歳のアンナ・ウェブスターさんは、「恐ろしいほどの音量でした。ベースの振動はロビーでも感じられ、体全体を通して振動が伝わって脈拍が乱れたほどでした」とコメント。彼女はもともと鼓膜に穴が開いているらしいが、音量のせいで耳から血が出たとも言っている。

 ほかの観客も「ベースの重低音は、まるで蒸気機関車に追突されたような感じで、胸が痛くなりました」「お金の無駄だった」などとコメントしている。

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 UB40のスポークスマンは、アンナさんの夜を台無しにしてしまったことを謝罪し、ほかの会場のVIPペアチケットをプレゼントしたが、ほとんどの観客はそのような影響を受けていなかったと付け加え、音響技師に文句を言った人もいなかったと主張した。

 会場となったケンブリッジ・コーン・エクスチェンジのスポークスマンは、健康と安全を考慮した厳しいガイドラインを設けていると語り、この日も希望者には耳栓を提供していたと説明している。ただ、そのガイドライン内で運営するかどうかはコンサート・プロモーターの責任になるという。(澤田理沙)

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