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「渡鬼」泉ピン子、宇津井さんいつも心の中に…手紙で別れの言葉

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宇津井健さん「お別れの会」に手紙を寄せた泉ピン子-画像は昨年のもの
宇津井健さん「お別れの会」に手紙を寄せた泉ピン子-画像は昨年のもの

 3月14日に慢性呼吸不全のため82歳で亡くなった、俳優の宇津井健さんの「お別れの会」が1日に都内で行われ、テレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」で共演した、泉ピン子ら“娘”役を務めた女優たちが故人をしのんだ。「渡る世間は鬼ばかり」では、宇津井さん演じる岡倉大吉の次女、五月にふんした泉。この日は参列がかなわず、会場では手紙が読み上げられた。

宇津井健さ「お別れの会」フォトギャラリー

 手紙で泉は、宇津井さんの先妻である友里恵夫人が亡くなった日について「何事もなかったように『渡る~』の収録を行い、全てが終わった後にママが亡くなっていたことを知りました」と触れると、夫人が、自身が亡くなった後のため、宇津井さんにアイロンや包丁、洗濯機の使い方を教えていたというエピソードを明かし、「自分でアイロンをかけたシャツを着て、『僕がかけたんだよ』とわたしに自慢していましたよね」と宇津井さんに呼び掛ける。

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 また最後の「渡る~」スペシャルの撮影では、食欲がなくなりやせてきたという宇津井さんに泉が、バナナや牛乳で作ったジュースをスタジオで振る舞ったことがあったといい、「5杯も飲んでくれて。食欲が湧いたよと喜んでくれた。その時、娘役の五月ではなく、本当の親子のように感じたことを思い出します」と述懐した。

 さらに宇津井さんが死去当日、一般女性との婚姻届を提出していたことについて、「いつも『絶対に再婚はしないでね、じじいのところにくる再婚相手は金目当てだから』と言っていたけど、やっぱり寂しかったのかな」と泉。「でも再婚相手の方はお父さんに十分尽くし、わたしが危惧した人ではないと聞きました」と泉らしいコメントを寄せると、「仕事の鬼のお父さん、娘はお父さんと同じように収録に向かいます。でも心にはいつもお父さんがいます」と手紙を締めくくった。

 また長女・弥生役の長山藍子は「最初から最後までひたむきに生きている、魂がとてもきれいな方」、そして四女・葉子役の野村真美は「いつも『いいね』と褒めてくれる、温かい人でした」と故人の人柄を振り返った。

 この日の「お別れの会」には、三浦友和、元AKB48の篠田麻里子藤原紀香要潤東野幸治井上和香加藤あい木梨憲武中村玉緒小池徹平など1,000人近い参列者が訪れた。(取材・文:壬生智裕)

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