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『キカイダー REBOOT』初日は往年の男性ファンでぎっしり! 新旧ジロー役も感激

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左から、伴大介、佐津川愛美、入江甚儀、鶴見辰吾、高橋メアリージュン、下山天監督
左から、伴大介、佐津川愛美、入江甚儀、鶴見辰吾、高橋メアリージュン、下山天監督

 24日、1970代の人気特撮シリーズ「人造人間キカイダー」を映画化した『キカイダー REBOOT』の初日舞台あいさつが新宿バルト9で行われ、キカイダーことジロー役の入江甚儀、ヒロインの佐津川愛美、元祖ジロー役で本作にも出演している伴大介、科学者・ギルバート神崎役の鶴見辰吾、マリ役の高橋メアリージュン下山天監督が出席した。

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 同作は故・石ノ森章太郎さん原作の「人造人間キカイダー」を、放送からおよそ40年の時を経て、最新の造型とVFX技術で映画化。近未来の日本を舞台に、心を持った人造人間キカイダーがある国家的プロジェクトの裏でうごめく陰謀に立ち向かう姿を描く。

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 放送当時は「仮面ライダー」と並ぶ人気を誇った「キカイダー」がいよいよ公開とあり、客席には往年の男性ファンがぎっしり。上映後に行われた舞台あいさつでは「ジロー」などの役名で声援が飛び、主演の入江は「ありがとうございます」とガッツポーズ。初主演作が初日ということで家族が来場していることも明かした入江は、「父親が世代なので、いい親孝行ができたのではないかとうれしく思います」と笑顔をはじけさせた。

 さらに、ヒロインを演じた佐津川も客席を埋めた男性ファンの熱気に目を丸くしながら、「昔、子供のころに観てくださっていた方々が今日観に来てくださっているのかな、どう思ってくださるのかと思って、ドキドキしながら初日を迎えました。うれしいです」とにっこり。伴も「41年ぶりに石ノ森先生の名作に光を当ててくださった関係者の方へ感謝いっぱいです」と喜びをかみしめた。

 また、この日ハカイダーも演じていたことを発表した鶴見は「時々悪役を演じるけど、悪役の美学みたいなものはハカイダーで学んだところもありますので、その原点を演じられてとても幸せでした」と話し、ハカイダーの歌を歌うと客席から自然と手拍子が沸き起こる一幕もあった。

 「大人が観られるヒーロー物を作りたいと取り組ませていただきました」と本作に込めた思いを語った下山監督は、すでにカンヌ映画祭を経て、数か国からオファーが来ていることを明かし、「新たなスタートを切って、日本初のヒーロー物をアメリカのマーベルとかに負けないくらい世界中に送り出していけたら」と力強く口にしていた。(中村好伸)

映画『キカイダー REBOOT』は公開中

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