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吉本興業、映画会社を設立

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代表取締役社長に就任した奥山和由氏 - 画像は昨年2月に撮影されたもの
代表取締役社長に就任した奥山和由氏 - 画像は昨年2月に撮影されたもの

 6日、吉本興業株式会社が、映画の製作・配給・宣伝を中心とした業務を行う株式会社KATSU-doを設立したことがわかった。ファクスを通じて発表した。代表取締役社長には、映画プロデューサーの奥山和由氏が就任している。

 KATSU-doとは、明治・大正時代の映画の呼称であった「活動写真」を由来とし、「活-動であり、克-道でありすなわち、勝つためのDO=行動を意味」しているとのこと。また当時の「まずは作ること、そして観客に見てもらう」姿勢を大事にし、「そんなアナクロニズムを恥じることなく、映画に対する思いをさらけ出す熱き者たちの活力を生み出すためのレーベルである」と掲げている。

 奥山氏は、「“よしもと”という、究極の非日常の中に存在し続ける多くのエンターティナー=表現者たちが巧まずして体現しているギラギラした上昇志向や野心、焦燥、空回りなどが相混じった混沌そのものも、ここでは大いに有効活用させてもらおう。すべてにおいて報われるレーベルになるために、テレビ局などメディアを巻き込むことが必要となってくることもあるだろうが、それでも基本方針は変わらない」と意気込みを明かしている。

 さらに映画界の現状についても世界中でデジタル化が進んでいると触れた奥山氏は、「アナログもデジタルも関係ない。ひたすら映画の“気”を全身全霊で感じ、意欲をもって狂い咲いていくうちに、必ずや映画の神様はわたしたちにほほ笑んでくれるはずだ」と気概を示し、「そんなファンタスティックな映画的妄想を脳裏に思い浮かべながら、わたしたちは“KATSU-do”していく所存である。これからも応援、批判、叱咤激励、なんでも歓迎します」という言葉で締めくくっている。(編集部・井本早紀)

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