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岡田准一、黒澤イズム受け継ぐ小泉映画に心酔!「また呼んでください」と熱烈ラブコール

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コスモスの花束を手に笑みを浮かべる役所広司と小泉堯史監督
コスモスの花束を手に笑みを浮かべる役所広司と小泉堯史監督

 V6岡田准一が16日、映画『蜩ノ記(ひぐらしのき)』大ヒット舞台あいさつに、役所広司堀北真希小泉堯史監督と共に出席した。岡田は、名匠・黒澤明監督の精神を受け継ぐ小泉映画に心酔したようで、「また呼んでください」と熱烈ラブコールを送った。

受賞に笑顔のキャスト陣!フォトギャラリー

 本作は、ある罪で10年後の夏に切腹することを命じられた不条理な運命にある武士・戸田秋谷(役所)と、彼を取り巻く人々の力強く生きる様を鮮やかに描いた感動作。

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 そんな作品に携われたことに幸せをかみ締める岡田は、「監督をはじめスタッフの皆さんが深い目で育てようとしてくれたことに感謝しています。(今後も)日本の心というのをきっちり学んでいきたいなと思ったし、それが詰まった映画です」と会心の笑み。さらに「これからも監督の作品をもっと観ていきたいし、できれば呼んでいただければなと思います」と熱い思いを伝えた。

 この日、本作が「山路ふみ子映画賞」を受賞したことを受け、黒澤映画の名スクリプター・野上照代が登壇し、花束を贈呈。「100歳まで生きて映画を撮り続けたい」という黒澤監督のエピソードにちなみ、100本のコスモスを贈られた小泉監督は、「僕たちスタッフの鑑」という野上からの贈呈に、「野上照代賞と思ってこの賞をいただきます」と深々と頭を下げた。

 さまざまな形で本作が評価されていることを受けて、「時代劇がヒットに恵まれることが難しい今の時代ですけど、丁寧に時代劇を作ると、時代劇を好きになってくれるお客さんが増えると思います」と語る役所。「いいものはいいですよね」と投げ掛けると、客席からは温かい拍手が送られていた。

 最後に役所は、「これからまだまだ上映は続きますが、出だしに台風が二つ来ちゃったんで、ちょっと損をしています。またさらにヒットするように応援してください」と笑顔で呼び掛けた。(取材・文:鶴見菜美子)

映画『蜩ノ記(ひぐらしのき)』は公開中

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