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イジメからアパルトヘイトまで、社会派作品を手掛けるリー・ハーシュ監督とは?

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リー・ハーシュ監督
リー・ハーシュ監督

 ドキュメンタリー作品『アマンドラ!希望の歌』『追いつめられて ~アメリカ いじめの実態~』のリー・ハーシュ監督が、過去の作品について語った。

映画『アマンドラ!希望の歌』場面写真

 上記のドキュメンタリー作品の共通点は「『アマンドラ!希望の歌』(2002年サンダンス映画祭観客賞作品)では、南アフリカの人種隔離政策『アパルトヘイト』に対して、“歌”で抵抗した黒人たちの闘いを描いた。彼らは“Power to the People”の意味をなす“アマンドラ”という合言葉を発し、最強の武器である“歌”を通して立ち上がり、アパルトヘイトと闘っていった。一方、『追いつめられて ~アメリカ いじめの実態~』では、人権侵害にいかに立ち向かうかを描いた。その選択は子供の頃から始まっていることも伝えた。僕はこの2作で、サイドラインに追いやられていた人々が、何かを理由に動き出していくことに焦点を置き、そんな彼らの行動が観客に伝わればと思って製作した。両作ともアンダードッグを題材にしていることは間違いない」と明かした。

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 2011年に公開された『追いつめられて ~アメリカ いじめの実態~』のメディアの反応について「当時の狂ったメディアの取り上げられ方は、今後二度と味わいたくない。確かに実際にイジメられている子供や、自殺した子供を持つ家族を通して学校教育の問題提起をし、人々に関心を持ってもらうまでは良かった。でも実際にイジメられている人にとっては、鑑賞することも辛く、僕自身も過去にイジメられた経験はあったものの、イジメられる人の立場になって理解することは本当に難しいということを、さまざまなメディアの(製作への)批判を通して知らされた」と語った。

 10年以上前から製作を始め、今日までの撮影手法の変化について「僕はアリフレックス16ミリのカメラで撮影した映像を編集していた頃から、今のデジタルの世界までさまざまな変化を経てきた。『追いつめられて ~アメリカ いじめの実態~』はキャノン5Dで撮影した。製作資金が集まるのを待つのが嫌で、安いカメラでもしっかりした映像が撮れて、製作できる手段を選んだんだ。当時は、僕のようなアーティストには、それが素晴らしい手段に思えた。でも今度の新作ではREDカメラを使用した」と時の変化によって撮影手法も変わったようだ。

 彼は骨太な社会派作品を手掛け、 『アマンドラ!希望の歌』は日本の映画館で上映され、『追いつめられて ~アメリカ いじめの実態~』はNHKで放送された。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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