ディズニー、子供向け映画での喫煙シーンを禁止へ
ウォルト・ディズニー・スタジオの会長兼CEOであるボブ・アイガー氏が、ディズニーの子供向け映画に喫煙シーンを入れることを禁止すると発表した。The Wrapが報じた。
アイガー氏は現地時間12日、サンフランシスコで行われたディズニーの年次株主総会での質疑応答の際に、投資者の要望に答える形で、「ディズニーをはじめ、傘下であるマーベル・スタジオ、ルーカスフィルム、ピクサー・アニメーション・スタジオの全ての映画で、喫煙シーンを禁止する」と発言した。
この禁止令は、エイブラハム・リンカーンのように喫煙家として知られている歴史上の人物に関するものでない限り、PG-13指定(13歳未満の鑑賞には、保護者の強い同意が必要)、もしくはそれ以下の指定がある映画全てが対象になるという。
サンフランシスコのヘルスケア専門家の調べによると、2014年から2015年現在までに公開されたディズニー映画では、喫煙シーンはなかったそうだが、ディズニー傘下のマーベル・スタジオ製作のPG-13指定とそれ以下の指定付き映画の43%は喫煙シーンを含んでいるという。(編集部・石神恵美子)