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里見浩太朗、黄門役にプレッシャーあった…4年ぶり「水戸黄門」に感無量!

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「水戸黄門」への思いを語った里見浩太朗
「水戸黄門」への思いを語った里見浩太朗

 2011年12月にシリーズの幕を閉じた国民的時代劇「水戸黄門」が、スペシャルドラマとして一夜限りの復活。再び黄門様こと水戸光圀を演じる里見浩太朗が、都内で行われた懇談会で意気込みを語った。

「水戸黄門」一夜限りの復活!フォトギャラリー

 約4年ぶりに復活した「水戸黄門」の撮影に、「4月のはじめに太秦の撮影所に入り、スタッフに会ったが、4年間離れていたという感じがしない」という里見は、「ふるさとに戻ってこられて本当に良かったなという思いで1か月の撮影を終えました」と晴れ晴れとした笑顔を見せる。

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 1959年の映画『水戸黄門 天下の副将軍』(主演:月形龍之介)で格さんにふんして以来、テレビシリーズで助さん、光圀を演じるなど、「水戸黄門」とは切っても切れない関係を続けてきた里見。だが、光圀を演じることに悩みもあったといい、「わたしが初めて黄門様の役を受けたのは65歳のときでした。月形先生や、東野(英治郎)さんら先輩方が持っていた老人の味がでなくて。ラッシュや試写を観ると若い里見浩太朗が出てしまう。台本を読んでも月形先生や、東野さんの声がかぶってしまう。俺はそんなに自分に自信が持てないのかと思った」と告白。しかし、今回の撮影では自信を持てたようで、「年寄りの光圀になっているなと思い、安心しました」と語った。

 そして里見は、「わたしが東映に入ったときは、周りにお手本となる大スターがたくさんいて、時代劇について何でも教えてもらった」と述懐。「しかし今の若い人は時代劇を教わる機会が本当に少ない。若い人は、想像ではなく、実際に殺陣や所作などを身につけてから時代劇をやってもらいたい。僕もそういうことを教えたいし、機会があったらいつでも呼んでほしい」と熱弁をふるった。

 また、「黄門様役の後継者は?」という質問に、御年78歳の里見は、「本当なら僕がやりたいですよ!」と意欲的なコメント。一方で、「中村梅雀君はNHKで若いときの黄門さまをやったことがありますし、この間、橋爪功さんに会って、いい顔をしているなと思ったので、『次はあんたがやらないか』と言ったことはあります」と明かし、「どちらにしてもわたしの次にやる人は二枚目じゃない方がいいね。二枚目は苦労するから。というと、中村梅雀君や橋爪功さんはどうなのか、という話になりますが」と笑みを浮かべた。(取材・文:壬生智裕)

月曜ゴールデン特別企画 「水戸黄門スペシャル」はTBS系で6月29日放送(夜9時~)

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