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紀里谷監督、最新作『ラスト・ナイツ』に自信!「全てを投げ出した」

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紀里谷監督、最新作『ラスト・ナイツ』について熱弁!
紀里谷監督、最新作『ラスト・ナイツ』について熱弁!

 映画『CASSHERN』『GOEMON』の紀里谷和明監督が24日、Apple Store Ginzaで行われた「Meet The Filmmaker」に登壇し、最新作『ラスト・ナイツ』の製作秘話などを語りながら、全てを捧げた作品だと渾身の出来をアピールした。

映画『ラスト・ナイツ』フォトギャラリー

 紀里谷監督にとって、ハリウッドデビュー作となったアクション巨編である同作は、君主の誇りを踏みにじった支配者に復讐(ふくしゅう)を果たそうとする、屈強な剣士とその仲間たちの姿を描く。『クローサー』などのクライヴ・オーウェン、『ミリオンダラー・ベイビー』などのモーガン・フリーマン、『硫黄島からの手紙』などの伊原剛志ら、国際色豊かなキャストが集結していることでも注目を呼んでいる。

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「忠臣蔵」をベースにしてある同作について、紀里谷監督は「『GOEMON』(2009)の直後にアメリカのプロデューサーが脚本をみせてくれた。ハリウッドシステムでは映画の脚本を何百冊も読む。最初に読んだ脚本では登場人物が全員日本人で、日本の話だった。ただ、それを日本人だけでやっても仕方ないと思い、黒澤明の(シェイクスピアの『リア王』を毛利3兄弟の物語に翻案している)『乱』の逆バージョンをやろうと思った」と説明。

 また「僕は忠臣蔵マニアではないし、知識も一般レベル。でも脚本を読んでみると、こんなに面白いんだと思った。スピート感があり、描かれている本質に惹かれた。日本では武士道という言葉で表されている。人間にとって何が重要なのか、重要なものを守るために何を差し出すか。そういうところに感銘を受けた」と脚本のすばらしさが同作を作るきっかけとなったことを熱弁。

 豪華キャストに関しては、「クライブ・オーエンとモーガン・フリーマンに脚本を読んでもらった。クライブは上海映画祭にいたので、その場で声を掛けた。モーガンには手紙を書いて頼んだ」と明かす。さらに「モーガンが浅野内匠頭。オリジナル版ではもっと若いけど、70代として描いていく。そこは何度も検証した。若いと機能しなかったので、モーガンにした」と若い俳優の起用の可能性があったことも示唆した。

 最後に「本当に一生懸命作った、このために全てを投げ出したと言っても過言ではない。1人でも多くの方に観ていただきたい。1,000人以上のスタッフがいて、そのために戦ってくれた。全世界最後の公開が日本。もしよかったら観ていただき、応援していただきたい」と『ラスト・ナイツ』にかける意気込みを語った。(取材・文・波江智)

映画『ラスト・ナイツ』は11月14日から全国公開

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