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伝説のN.W.A.メンバーも音程を外す!ドクター・ドレーとイージー・Eの友情シーン

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ラップ経験一切なし!初めてのレコーディングでは緊張していたイージー・E
ラップ経験一切なし!初めてのレコーディングでは緊張していたイージー・E - (C)2015 UNIVERSAL STUDIOS

 伝説のヒップホップグループN.W.A.の軌跡に迫った映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』の本編映像の一部が公開され、後に世界的なラッパーとして名声を手にするイージー・E(ジェイソン・ミッチェル)が初めてのレコーディングで音程を外し、他のメンバーから笑われる貴重な場面が明らかになった。

 N.W.A.は1986年に、アメリカで最も危険な街といわれたカリフォルニア州コンプトンで結成されたヒップホップグループ。音楽と才能を武器に挑戦的で暴力的な歌詞の楽曲を次々と生み出した彼らは、社会現象に発展するほどの人気を誇り、その後のスヌープ・ドッグ、エミネム、50 Cent など第一線で活躍するラッパーたちに影響を与え続けている。

 今回公開されたのは、イージー・Eが初めてのレコーディングに挑むシーンで、彼はこの時ラップ経験も皆無の状態。「64年式でブッ飛ばす……」とマイクに向かって言葉を放つも、音程は外れ、見守っていたアイス・キューブ(オシェア・ジャクソン・Jr)らは笑い出してしまう。そんな彼らを追い出し、収録ブースに残ったのは、イージー・Eと、後に大物音楽プロデューサーへと成長するドクター・ドレーコーリー・ホーキンズ)の2人。

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 うまくリリックが出てこないイージー・Eにドクター・ドレーは、「ラップにも心を込めろ。自分の言葉として感情を入れろ」とアドバイスを送る。サングラスをかけ、再びマイクにシャウトするイージー・Eの「64年式でブッ飛ばす!」はピッタリとビートにハマり、聞いていたドクター・ドレーも、「That was Dope!(今のイケてるぜ!)」と驚きの表情を浮かべる……。N.W.A.が、世界中に影響を与えるラップグループへの第一歩を踏み出したシーンとなっている。

 そして彼らは、現代にも影響を与えるラップソングを次々に生み出し、発表していくこととなる。暴力に訴えず、ラップで権力者たちに立ち向かったN.W.A.の、結成から成功への道のり、そして名声の代償、裏切り、友との別れなど栄光の裏に隠された知られざる物語が本作では描かれている。(編集部・海江田宗)

映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』は12月19日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国順次公開

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