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橋本環奈、薬師丸ひろ子をリスペクト!ゆうばりで新旧『セーラー服と機関銃』

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夕張にやってきた橋本環奈
夕張にやってきた橋本環奈

 北海道夕張市内で開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」で27日、招待作品『セーラー服と機関銃 -卒業-』の上映が行われ、主演の橋本環奈が舞台あいさつに登壇。この日は、1981年に公開された薬師丸ひろ子主演の『セーラー服と機関銃』も公開35周年記念企画として上映が行われ、橋本はオリジナル作と薬師丸へのリスペクトを表した。

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 今回が初の夕張訪問という橋本は、降り積もる雪を思わせる白の衣装で、同新作でメガホンを取った前田弘二監督とともに登場。初訪問と再訪を問わず、「おかえり」と迎えるのが慣例となっている映画祭の観客から温かな歓迎を受ける。

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 本作はヤクザの組長をしていた過去を持つ女子高生が、友人たちを巻き込む詐欺の黒幕と対峙(たいじ)する姿を追い掛ける。父親が薬師丸と同い年で、誰より本作の主演を喜んだという橋本は「(オリジナル版は)35年前の作品と思えないぐらいすごくスタイリッシュで、本当に薬師丸さんがカッコいいなと思いました」と感想をコメント。その上で「『卒業』も自分らしい星泉を演じて、新しい作品としてみなさんに受け入れて頂ければ」と主演にあたっての心構えを明かした。

 また橋本同様、日本映画史に残る名作を自ら手掛けることになった前田監督も「大好きな映画で、薬師丸さんがすごく光って輝いていたので、橋本さんが輝く映画になればと思いました」とその精神を受け継ぐかのように語った。

 そして、作品のトレードマークである機関銃を乱射するシーンについて問われた橋本は、「カイカンでした」と名台詞を引用して笑顔。ただ機関銃の音が大きいのと重さがあることから、それを振り回しての撮影は「大変でした」と苦労をにじませた。

 この日は『セーラー服と機関銃』『セーラー服と機関銃 -卒業-』が連続での上映となったが、薬師丸と橋本が組長を務めた「目高組」の看板は、35年の時を越え同じものが使用されていたという秘話も披露された。(長谷川亮)

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」は2月29日まで合宿の宿ひまわりをメイン会場に、夕張市内の各会場で開催中
映画『セーラー服と機関銃 -卒業--』は3月5日より全国公開

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