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驚愕必至の歩き方!チベット仏教の知られざる巡礼方法

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ラサへと「歩く」女の子
ラサへと「歩く」女の子

 チベット仏教の巡礼を描いた映画『ラサへの歩き方~祈りの2400km』の予告編が公開され、日本ではまず目にすることのない、チベットの人々の驚きの巡礼方法が明らかにされた。

【写真】美しい風景の中で五体投地が行われる

 本作はチベットにある小さな村からチベット仏教の聖地であるラサとカイラス山を目指し、1年かけて旅をする家族の真実の姿に迫ったロードムービー。合掌し、両手・両膝・額を地面に付け、うつぶせになった後に立ち上がる「五体投地」という動作をひたすら続けながら目的地を目指す11人の巡礼旅が映し出される。

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 文章ではなかなか伝わりにくいその過酷さだが、予告編では「五体投地」を行う人たちの姿がしっかりと捉えられている。そして、うつぶせになってから立ち上がることを繰り返し、少しずつ進んでいく彼らの様子に息を飲む。仏教における最も丁寧な礼拝方法ともいわれる「五体投地」をしながら目的地に向かう、老人、妊婦、幼い少女もいる3家族。端から見れば苦行にしか思えない巡礼に挑む彼らだが、その表情は実に幸せそうである。

 村人たちの祈りの声と彼らが歌うチベットの歌だけが使用されたシンプルな構成の予告編。小さな村に暮らす一家の家長が、「叔父の願いを叶えよう」と出発した巡礼の様子の一部が明らかにされている。「ズルをしないこと」「他者のために祈ること」を心に刻む人々は、現代の日本人が忘れてしまった何かを思い出させてくれる。『こころの湯』『胡同(フートン)のひまわり』などで知られるチャン・ヤン監督がチベットの人たちの「心のありか」に迫っている。(編集部・海江田宗)

映画『ラサへの歩き方~祈りの2400km』は7月よりシアター・イメージフォーラムほか全国公開

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