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スクリーンで輝く俳優・生田斗真の魅力

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『秘密 THE TOP SECRET』ロゴ - (C) 2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会

 清水玲子の人気コミックを実写映画化した『秘密 THE TOP SECRET』で、被害者の記憶を映像化して行う“脳内捜査”の指揮を執る警視庁の特別機関「第九」の天才室長・薪剛を演じる生田斗真の、俳優としての魅力を振り返ってみた。薪は頭の中で捜査するので、実際には身体はほぼ使わない、使えないため、想像以上の難役である。だが振り返れば、生田は常に“禁じ手”のある役や、逆にハイレベルな身体運動を求められる役ばかり挑戦し続けている。それはなぜなのか? そこにこそ映画に愛されている生田斗真の役者としての「秘密」が隠されている。

映画『秘密 THE TOP SECRET』のキャスト、ファンと握手、握手、握手…

 生田はジャニーズ事務所の中でも、グループに属さない数少ない一人。2009年に太宰治原作の『人間失格』で映画初主演を飾ったが、このときすでに彼の役者として進むべき道が決定していたのかもしれない。何しろ本作で生田は、金や酒、女に溺れていく主人公を、実際には相手に翻弄される受身の芝居で体現。京都での2か月の撮影期間中、ホテルで一人暮らし、孤独な魂と退廃的な色香を立ち上らせて見せた。

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 そんな生田のポテンシャルと役者としてのスタイルが確立されたのは、2011年の『源氏物語 千年の謎』あたりからだ。本作で光源氏にふんした生田は雅楽の「青海波(せいがいは)」に挑み、ともに踊った親友の歌舞伎俳優・尾上松也にも負けない流麗な舞を披露。さらに2013年の『脳男』では、感情を持たない殺人マシンに無表情とこの役のためにつけた筋肉、短期間で習得した格闘術で成り切り、2014年の『土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI』ではほぼ全裸で車のボンネットに縛りつけられてカーウォッシュされる荒業に嬉々として挑んでいる。

 どうやら、生田はムチャな要求であればあるほど燃えるタイプに違いない。しかも、そのムチャな要求に応えるために、肉体を改造したり、プランを綿密に立てて計画的に抜群の精度で役を作り上げていくのが好きなのだろう。

 そのことは持ち前の身体能力に頼らない『予告犯』(2015)、『グラスホッパー』(2015)を見ても明らかだ。前者では法が裁けない悪に制裁を加える謎のテロリストを、“シンブンシ”を被った“匿名”の状態やどこにでもいそうな“普通”の青年の佇まいで体現。後者でも復讐のために裏社会に潜り込む元高校教師を徹底して“普通”に演じていたが、大きな芝居が使えないこうした役も、生田の役者魂に火をつけるのである。

 果たして、そんな生田が身体そのものを禁じ手とした『秘密 THE TOP SECRET』ではどんな未知のパフォーマンスを見せているのか!? まさに新境地開拓と言うべき一作となっている。(イソガイマサト)

映画『秘密 THE TOP SECRET』は上映中

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