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ロックンローラー内田裕也、間もなく77歳!「俺はロックンロール馬鹿」

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自身のキャリアを誇らしげに振り返った内田裕也
自身のキャリアを誇らしげに振り返った内田裕也

 ロックンロールの帝王・内田裕也が17日、石川県金沢市で開催中の「カナザワ映画祭 2016」内の特集上映「YUYA IS BACK.」に来場、カナザワの地で自身のキャリアを誇らしげに振り返った。

ロックンローラー内田裕也、間もなく77歳! 「独自の内田裕也ワールドを作ることができた」 画像ギャラリー

 2007年以来、9年ぶりの映画祭帰還となった内田。今回は『コミック雑誌なんかいらない!』『水のないプール』『餌食』『スーパーGUNレディ ワニ分署』といった、内田の代表作の数々を上映。映画俳優・内田裕也の側面をあらためて見つめ直す機会となった。

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 さらにこの日は、内田が過去に、ハドソン川、北京、パリなど世界各国を、「泳ぎ」「自転車」「走り」などを通じて駆け続けた30年の軌跡を映像で振り返る「YUYA WORKS」を、今回の映画祭のみのために特別上映。それを客席後方で観ていたという内田は、「今日、初めてこの作品を観ましたが、自分がまさか世界中でこんなことをやってきたとは。やっぱり俺はロックンロール馬鹿だと実感しました。今日のことは一生忘れません。自分も波瀾(はらん)万丈の人生を送ってきましたが、このフィルムというか歴史は、世界中どこに出しても、どんなアーティストが来ても、負けない自信があります」と深く感激した様子。

 年を重ねてなおパワフルな内田だが、「韓国ロケで足をケガしてしまいましたが、僕も今度の11月17日で77歳を迎えることになります」というコメントに会場は祝福の拍手。「世界中で現役でやっているロックンローラーも少なくなりましたが、独自の内田裕也ワールドを作ることができたことを感謝しております。俺は金は残さなかったけど、大きな友人、フィルム、コンサート、映像も含めて、ほんの少しですが、少しは残るんじゃないかなと思っています」と誇らしげに付け加えた。

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 この日の聞き手である芥川賞作家モブ・ノリオによると、金沢にやってきた内田は開口一番「辞めるなよ!」と語ったという。それは今年でファイナルを迎える映画祭に対してのコメントだったが、イベント中も「(内田が主宰する)NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVALも今年で43回目を迎えました。カナザワ映画祭は10年なんで、あと40~50年は続けてほしいと思います。やろうと思えばできる。温かい拍手をお願いします!」と会場に呼びかけるなど、カナザワ映画祭終了のニュースには思うところがあった様子。

 さらに「こういうのはウケている時に終わらせた方がいいんだよ」と持論を語った内田は、「最高の気分だからビールを飲んで乾杯しよう」と上機嫌。トーク終了予定時刻よりも早かったものの、ビールを飲みに行きたいという内田を観客たちは大きな拍手で送り出した。(取材・文:壬生智裕)

「カナザワ映画祭 2016」は9月25日まで金沢都ホテル セミナーホール(旧ロキシー劇場)にて開催中

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