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なぜ?長澤まさみ&松田龍平サプライズ登場も静かな会場

サプライズ失敗でも笑顔の長澤まさみ
サプライズ失敗でも笑顔の長澤まさみ

 俳優の長澤まさみ松田龍平が9日、東京・世田谷区にある109シネマズ二子玉川で行われた映画『散歩する侵略者』のサプライズ舞台あいさつに出席。上映前にサプライズで会場に現れたのだが、なぜか特に驚きの歓声が上がることもなく会場はシーン……。静かな拍手で迎えられた登壇者たちは戸惑いを隠せない様子だったが、松田が「(驚いた人が)少ない……。観終わったあとにサプライズの方が良かったんじゃないですか」と自虐的に話して会場の笑いを誘った。

【写真】豪華メンバーがサプライズ登場した

 劇作家で演出家の前川知大が主宰する劇団イキウメの人気舞台を実写映画化した本作。舞台あいさつには長澤、松田のほか、共演者の長谷川博己高杉真宙恒松祐里、メガホンをとった黒沢清監督も登壇した。

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 午前中に新宿の映画館で初日舞台あいさつを行った6人は、そこで実施場所はシークレットにしつつ、数時間後にサプライズ舞台あいさつを敢行することを発表して会場を移動。しかし、せっかくのサプライズ登壇もSNSの普及もあってか場所を特定されてしまったようで、客席には新宿からの移動客が多数。結果サプライズ色は薄れてしまい、静かな幕開けとなった。

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“サプライズ”で登場した『散歩する侵略者』メンバー

 司会者が「驚いた人はどのくらいいますか?」と問いかけるも手をあげた観客はパラパラと少なめ。松田は「4人くらいしかいない……」と思わずため息。高杉は「ドキドキしていたんですけど、結構すんなり入ってこれましたね」と笑い、黒沢監督も「変にワーって感じじゃなくてよかった。舞台あいさつほど映画はサプライズじゃなかったと言われても困るので」と苦笑していた。

 映画については気を取り直した松田が「これから映画を観てもらえるということでそれだけで嬉しい。ゾンビ映画のようにだんだん日常がおかしいぞってなっていく、タイトル通りの映画。楽しんでください」とアピール。長谷川も「いろんなエッセンスが入った新しい映画。今までの黒沢監督の映画とは全く違った新しい黒沢映画になっていると思います」と紹介していた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『散歩する侵略者』は全国公開中

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