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二宮和也、綾野剛との仲良しエピソード明かす

二宮を「ニノ」と呼び、仲の良さがうかがえる綾野剛
二宮を「ニノ」と呼び、仲の良さがうかがえる綾野剛

 二宮和也綾野剛が25日、都内で行われた映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』の完成報告会見に西島秀俊宮崎あおい西畑大吾関西ジャニーズJr.)、滝田洋二郎監督と出席。劇中で親友同士を演じる二人は会見でも互いに「ニノ」「剛ちゃん」と呼び合う仲で、質疑応答中に二宮がかしこまって「綾野さん」と呼び直すと、綾野が「いいんじゃない」とツッコミを入れて微笑ましい笑いに包まれた。

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 本作は『おくりびと』などの滝田洋二郎監督がメガホンを取った感動作。1930年代と2000年代の二つの時代を舞台に、天才料理人の佐々木充(二宮)が、戦時下の混乱の中で消失した伝説のレシピの再現に挑むさまを描く。

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 2000年代のパートで一度食べた味を完全再現できる絶対味覚=“麒麟の舌”を持つ料理人・佐々木を演じた二宮は、撮影中のエピソードを聞かれると「剛ちゃんと一緒の……、いや、綾野さんと一緒の」と言い直し、綾野から「(剛ちゃんで)いいんじゃない」とツッコミを入れられる一幕も。その後、綾野との共演シーンについて「観てくださる皆さんが肩の力を抜ける場所にしたいと思っていたので、普段に近い感じでやらせていただけたのはありがたかったです。普段から飲んだり違う作品やバラエティーでのいろいろな面を知っていますので、それが生かせたシーンだったんじゃないかなと思います」と自然体で演じた様子を振り返った。

 これに佐々木の親友で大衆中華料理店の雇われ店長で生計を立てている柳沢健を演じた綾野も、「ニノとのシーンは、彼だからできる空気感といいますか、役を通してやらないといけないこともあると思いますけど、そういうこ難しいことではなく今日まで積んできた時間を存分に投下できると思っていました」と同意。現場でも滝田監督が伸び伸びと演じさせてくれたそうで、「僕たちのたたずまいや発想に対して寛容に受け止めてくださいましたし、取材中にニノの言っていた『撮影と撮影の合間の休憩のようなシーンなんです』という一言にピンときました」と振り返った。

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 一方、1930年代の天才料理人・山形直太朗を演じた西島は「当初僕はチャーハンを作る設定でものすごい練習したけど、結局なかったです。綾野君がすごく作ってたね」とぶっちゃける一幕も。リハーサル中に西島と話したという綾野が「当時のチャーハンの鍋なので本当に持つのが大変で、筋力だけだとどうにもならないんですよ。それで、『腕が痛いんですよね(西島)』『僕も頑張ります(綾野)』と話していたのに、(完成した作品を)観たら『あれ?』と思って」と当時のやりとりを振り返り、改めて「どこかで振ったシーンはあったんですか?」と西島に聞くと西島は「ないね」と笑い飛ばしていた。(取材・文:中村好伸)

映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』は11月3日全国公開

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