菅田将暉、スタッフ・キャストに自腹でお寿司!不意打ちも快諾
俳優の菅田将暉が11日、都内で行われた映画『となりの怪物くん』イベントに登壇し、太っ腹ぶりを明かされた。この日は、土屋太鳳、古川雄輝、山田裕貴、池田エライザ、浜辺美波、佐野岳、速水もこみち、月川翔監督も来場した。
人気漫画を実写映画化した本作は、ガリ勉・冷血な女子高生の水谷雫(土屋)が、隣の席の問題児・吉田春(菅田)に告白されたことから始まる物語。友達、恋、キス、ケンカ、三角関係……「初めて」のことだらけの二人を中心にした、まっすぐで不器用な登場人物たちの青春模様を描く。
「とな怪コレクション」と題して、約1,000人の観客がサイリウムなどで会場を盛り上げる中、春カラーのオレンジを取り入れた衣装でランウェイをウォーキングした菅田は、「お祭りを一緒に楽しんでくれてうれしいです」とあいさつ。
撮影中の印象的なエピソードを聞かれると、「久しぶりにみんなでかき氷を食べて『うわぁ、頭痛い! はははは』なんて笑ったり、花火してみんなで『わ~! 危ねぇ』って笑ったり、童心に帰る撮影でリフレッシュしました」と振り返った。
また、月川監督は富山での撮影中に、菅田の提案でスタッフ・キャストと食事をしに行ったことを挙げ、「せっかく誘ってもらったから若いみんなにご馳走しようとお寿司を食べに行ったんですが、財布の中がすっからかんで、菅田くんにおごってもらってしまった」と告白。その後、改めて月川監督や土屋らから「ごちそうさまでした」と礼を言われたという菅田は、「こんなに素直な監督と撮影ができるなんて……とある意味嬉しくなりました。なかなか『金ないから貸してくれる?』って言ってくれる監督いないので」と当時の気持ちを語っていた。
そんな月川監督のもとでスタッフ・キャスト一丸となって作り上げた今作。菅田は「春にぴったりの映画になっています。隣にいる大事な人と観に行ってください」とアピールしていた。(取材・文:錦怜那)
映画『となりの怪物くん』は4月27日より全国公開