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高畑勲監督、肺がんで死去 82歳

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ご冥福をお祈りします。 - 高畑勲監督
ご冥福をお祈りします。 - 高畑勲監督 - Kevork Djansezian / Getty Images

 宮崎駿監督と共に日本アニメーション界をけん引してきた映画『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『かぐや姫の物語』などの高畑勲監督が、5日午前1時19分、肺がんのため都内の病院で亡くなった。82歳だった。6日にスタジオジブリが書面で伝えた。

【写真】最後の劇場アニメ監督作『かぐや姫の物語』

 通夜、葬儀は近親者のみで執り行われ、5月15日に「お別れの会」が行われる予定。

 高畑監督は1935年生まれ三重県出身。テレビアニメ「ルパン三世」 (1971~1972)や「アルプスの少女ハイジ」(1974)、「母をたずねて三千里」(1976)、「赤毛のアン」(1979)などの演出を手掛け、宮崎監督の映画『風の谷のナウシカ』(1984)ではプロデューサーを務め、同作の成功を機に1985年スタジオジブリの設立に参加。以降、『火垂るの墓』(1988)、『おもひでぽろぽろ』(1991)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)などの監督作を世に送り出し、「竹取物語」を題材にした『かぐや姫の物語』(2013)では第87回アカデミー賞長編アニメ賞にノミネートされた。(編集部・小松芙未)

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