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青木崇高、『哭声/コクソン』の國村隼とは違うとアピール

第23回釜山国際映画祭

『かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-』ワールドプレミアに登壇した青木崇高
『かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-』ワールドプレミアに登壇した青木崇高

 有村架純國村隼がダブル主演を務める映画『かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-』(11月30日公開)が第23回釜山国際映画祭「アジア映画の窓部門」に出品され、5日、ワールドプレミア上映された。満席となった会場では、吉田康弘監督をはじめ、主演の國村、青木崇高阿部秀司エグゼクティブプロデューサーが登壇して舞台挨拶を行った。

【動画】有村架純×國村隼『かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-』特報

 國村が本映画祭に参加するのは『哭声/コクソン』(2016)以来。青木が「國村さんは悪魔のような役ではなく、素敵な役なのです」と國村を紹介すると会場は笑いに包まれた。

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 本作は、地方のローカル線を舞台にしたヒューマンドラマ『RAILWAYS』シリーズの第3弾。ヒロインの晶(有村)が急死した夫・修平(青木)の連れ子・駿也(歸山竜成)、まだ見ぬ義父の節夫(國村)と同居生活を始めるさまを描く。

かぞくいろ
舞台挨拶の様子

 國村は、本作における万国共通のテーマをアピール。「人間は不器用な生き物であり、世界には社会的なトラブルがあります。そうした社会を構成する最小単位は家族。3人が一緒に暮らすことで人と人が関わり、そんな家族を通じて人と人との関わりを映画として提示するのは意義あると、脚本を読んで感じました」

 一方、修平を演じた青木は、出演シーンは少ないが、作品のキーパーソンとなる重要な役回り。「駿也が父親の存在を感じてくれるように、撮影以外でも一緒にカレーを作ったり、電車に乗りに行ったり」して、子役との距離を縮める努力をしたという。特に、亡くなった父親の存在を感じさせる重要なシーンでは「(駿也役の歸山に)『晶ちゃんをよろしくな』と父親として、リラックスして演じほしいとボイスメッセージを送りました。撮影後に駿也から手紙をもらい、僕の存在を意識して演じることができたと知り、泣けました」と出演をしていないシーンでも心が繋がっていたことを感慨深げに語った。

 客席からは、刺激的な作品が多い韓国映画と比べ、じわりとした感動があるという意見もあり評価は上々で、最後は観客と一緒に記念写真を撮ってワールドプレミア上映を成功裏に終えた。(取材・文:土田真樹)

有村架純×國村隼『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』特報映像 » 動画の詳細
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