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「麒麟がくる」恐ろしくも孤独な織田信長に反響

第9回「信長の失敗」より。染谷将太演じる織田信長
第9回「信長の失敗」より。染谷将太演じる織田信長 - (C)NHK

 15日に放送された「麒麟がくる」(NHK総合・毎週日曜20時~ほか)第9回「信長の失敗」で、染谷将太演じる織田信長の孤独が垣間見える場面があり、反響を読んでいる。(※一部ネタバレあり)

【動画】染谷将太が怪演『初恋』予告編

 織田信長の盟友となり後に「本能寺の変」で信長を討つ智将・明智光秀(長谷川博己)の謎多き前半生に焦点を当てた本作。第9回では、信長に嫁いだ帰蝶(川口春奈)の視点を通して信長の人となりが明かされると共に、光秀とのちに正室になる熙子(ひろこ/木村文乃)との再会、徳川家康の父・松平弘忠(浅利陽介)一行への襲撃などが描かれた。

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 第9回では岡村隆史演じる三河の農民・菊丸の正体が明かされる驚きの展開を迎えたが、ようやく対面した信長と帰蝶のやりとりも注目を浴びた。そもそもこの結婚は、帰蝶の父・斎藤道三(本木雅弘)が敵方の織田と同盟を結ぶにあたっての政略結婚で、いわば娘を人質として渡す格好に。初めは信長を警戒していた帰蝶だったが、嫁いだ先で目にしたのはあまりにも意外な姿だった。

麒麟がくる
信長を「うつけ」と叱責する父・信秀(高橋克典)

 例えば、帰蝶が信長の父母・信秀(高橋克典)と土田御前(檀れい)に挨拶したときのこと。帰蝶が父・道三からの贈り物を献上した際に、信長も得意満面な様子で父・信秀に“手土産”を持参したが、これが信秀の逆鱗に触れることに。信長は打ちひしがれた表情で「わしは、父上に褒めてもらえると思うて……」と声を震わせた。

 「麒麟がくる」では「新しい信長像」を強調していたが、本エピソードでは母は弟の信勝(木村了)を溺愛し、偉大な父には認められない、信長の孤独な一面が浮かび上がった。視聴者からは“手土産”の中身への反応のほか、恐ろしくも脆さのある信長に対して「可哀そう」「切ない」といった声が上がり、放送後、ドラマの公式Twitterでは演じる染谷が「やったことは間違いだったかもしれないけれど、息子としては切ない。ただただ褒めてほしかっただけなのに。それでも信長は、父のことが大好きで、尊敬していると思います」とコメントを寄せていた。

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麒麟がくる
信長の無邪気で親しみやすい人柄に心を動かされる帰蝶(川口春奈)

 一方、帰蝶は自身も父と確執があることから信長に親近感がわいたようで、2人の距離が一気に縮まった様子。次回「ひとりぼっちの若君」では、戦災孤児・駒(門脇麦)の恩人である旅芸人の女座長・伊呂波太夫(尾野真千子)が初登場。尾張の国境に侵攻する今川義元(片岡愛之助)、信秀への人質・竹千代(若き徳川家康)の引き渡し要求などが描かれる。(編集部・石井百合子)

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