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ジェイミー・フォックスが信じる最強のスーパーパワーとは?

『プロジェクト・パワー』のジェイミー・フォックスとドミニク・フィッシュバック
『プロジェクト・パワー』のジェイミー・フォックスとドミニク・フィッシュバック

 誰もがスーパーパワーを得られる薬をめぐって激闘が展開する、Netflix映画『プロジェクト・パワー』に主演したジェイミー・フォックスが、共演したドミニク・フィッシュバックと共に、本作について語った。

能力者たちと激闘!『プロジェクト・パワー』予告編

 本作は、アメリカ・ニューオーリンズを舞台に、元軍人、地元の荒くれ刑事、売人の少女が、飲むことで5分間だけスーパーパワーを発揮できる薬を流通させる、謎の組織に立ち向かうアクション大作。ジェイミーは組織に奪われた娘のために戦う元傭兵アートを、ドミニクは病気の母親のために薬の売人として働き、ひょんなことから彼を手助けすることになる少女・ロビンを演じた。地元愛にあふれるワイルドな刑事を、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じている。

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 薬で得られるパワーは、全身から炎を出したり、周囲の景色に溶け込んだり、皮膚を硬質化したりと、人によって千差万別。数々の能力者と激闘を繰り広げる父親を演じたジェイミーは、誰もが一瞬だけヒーロー気分を味わえるその薬が、現代のソーシャルメディアを象徴していると語る。

 「この作品は、マントを着けたスーパーヒーローの映画じゃなくて、もっと自然でリアルなんだ。パワーは薬の中にあって、その薬はソーシャルメディアみたいなもの。自分のInstagramアカウントを作るように、誰もがパワーを手にできるのさ。そのパワーは、素晴らしいものにも悪いものにもなりうる。そうした、僕たちが生きている文化にフィットした作品なんだよ。こういう種類の作品は、ほかにはないと思った」

 そう語るジェイミーが、現実において最もパワフルだと信じるスーパーパワーは「愛」だという。「最もパワフルなパワーは愛だよ。愛が僕のパワーだ。僕は愛を広げる。自分自身のためだけではなくて、他の人々への愛、自分とは違う外見の人々への愛、違う言語で話す人々への愛だ。そういう愛がなければ、この地球は意味をなさない。だから、僕たちがその光を灯し続け、人類を正しい方向に向かわせ続けるために、呼びかけないといけないんだよ」

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 そんなジェイミーが「いつか、彼女がステージで(演技)賞を手にする瞬間を見ることになると保証するよ。彼女はそれくらいすごいんだ」と絶賛するのが、ロビン役のドミニクだ。新鋭ながら劇作家としても活動する彼女は、巧みなラップも披露するなど、スター2人を相手に堂々たる演技を披露している。

 2人の相棒として活躍するロビン役について、ドミニクは「彼女について知ったとき、ああ、この役は私じゃないといけないって思ったの」と振り返る。「なぜならこの役が『マイ・ボディガード』でデンゼル・ワシントンが出会うダコタ・ファニングのように感じられたからよ。あるいは『レオン』のナタリー・ポートマンでもいい。子供の頃、こうした映画が大好きだったけど、黒人の女の子にそういうポジションが与えられることは、あまり考えられなかったから」。

 Netflix配信となった本作だが、新型コロナウイルスの影響により、同社でも多くの配信予定作品が製作延期を余儀なくされている。ジェイミーは、この状況を「人類にとってもっともタフな岐路のひとつ」と語る一方で、「僕たちはきっと、みんなを笑わせられる方法を見つけるよ。この状況下でも、(撮影が)やりやすいストーリーを考え続ける。絶対に、良いやり方を見つけるから、心配していないんだ」と前向きだ。

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 「今後も状況は変わっていくだろう。でも、賢明な僕たちはこの状況を乗り越えられるはずだ。そのうえで一つ、覚えておかなければいけないのは、自然を敬うこと。僕ら人間は時々、自然に対して少し傲慢になってしまう。こうした出来事があると、僕たちは自分が卑小な存在であることに気付かされ、謙虚になっていく。謙虚になることで、はじめて物事を理解し始めることができるんだよ。そうして、これが本当の脅威であると理解できて、はじめて僕らは自分の生活に戻ることができると思う。間違いなく、みんながそうした考えに行き着けることを保証するよ」(編集部・入倉功一)

Netflix映画『プロジェクト・パワー』独占配信中

ジェイミー・フォックス主演『プロジェクト・パワー』予告編 - Netflix » 動画の詳細
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