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「義経のスマホ」源義経は川栄李奈!「ビックリ」「やっぱり」

川栄李奈演じる義経
川栄李奈演じる義経 - (C)NHK

 23日深夜からNHKで放送中の深夜番組「義経のスマホ」(全8話)で義経を演じているのが川栄李奈だったことが明らかになり、ビジュアルも公開された。

「義経のスマホ」源頼朝、弁慶らキャラクタービジュアル

 「土方のスマホ」「光秀のスマホ」に続くシリーズ3弾となる本作は、「源義経がスマホを持っていたら?」というまさかの設定と全編スマホ画面のみという演出で、“史上最も陰キャな義経”という新しい義経像を描く1話5分のショートドラマ。1話は幼少期の義経が主人公で「牛若丸のキッズケータイ」の物語が描かれた。2話からキッズケータイを卒業。しっかりスマホ中毒となった義経が、新しいスマホと自分の居場所を求めて意識高い系武士の兄・頼朝と合流。木曽義仲との戦、一ノ谷の戦いで思いがけず勝利を重ね、頼朝の信頼を勝ち得ていくところまでが4話にかけて描かれた。

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 義経の幼少期・牛若丸を演じているのは大河ドラマ「青天を衝け」で主人公・渋沢栄一の幼少期に抜擢された子役の小林優仁だったが、義経時代のキャストは明かされないまま物語が進行し、「義経は誰だ?」と話題沸騰。キャストが川栄だったことが明らかになると「わからなかった」「女性っぽいとは思っていたけど」「ビックリした」といった驚きの声や、「やっぱり」と予測通りとする声も上がっていた。

 川栄といえば連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でヒロインのひとりで、時代劇をこよなく愛するひなたを好演していたが、川栄は朝ドラでの設定を引き合いに出しながら以下のようにコメントしている。「過去にも大河ドラマなどで歴史上の人物を演じさせていただく機会はあったのですが、まさか自分が源義経を演じることになるとは思いませんでした。カムカムエヴリバディで、時代劇をこよなく愛する虚無蔵さん(松重豊)に『時代劇を救ってほしい』と言われたひなたを演じた身として、とても身の引き締まる思いです!撮影手法もコンセプトもとても画期的ですので、新たな視点で時代劇を楽しんでいただける作品になっていると思います。是非楽しんでいただけたら嬉しいです!」

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 そのほか、義経に入れ知恵をする頼もしいバディ・弁慶役に、大河ドラマ「義経」(2005)で木曽義仲を演じた小澤征悦。義経の兄・頼朝役に大河ドラマ「平清盛」(2012)で源頼朝の家臣・安達盛長(藤九郎)を演じた塚本高史。西行(声)に山田孝之、梶原景時(声)に声優の関智一、後白河法皇に芸人の松村邦洋、大江広元にガリベンズ矢野がふんしている。

 22日放送の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では菅田将暉演じる源義経の悲劇が描かれたこともあり、ガラリと異なる趣向の義経像が視聴者を魅了している。手柄を立てるとエゴサをして好意的な記事に「いいね!」する義経。メッセンジャーアプリでの頼朝と御家人たちの「サロン」と名付けられたグループのやりとりでは、「意識高い」会話についていけない義経の様子や、「アグリー!」(同意するの意)というスタンプも話題に。某ゲームアプリをパロッたらしい「公家モンGO」など遊び心あふれる小ネタも人気を博している。

 来週から始まる5話から8話では、平家との最終決戦である屋島の戦い、壇ノ浦の戦いへ。戦いの中で陰キャ義経にも変化が生じ、鎌倉御家人たち、そして兄・頼朝との関係に新たな局面が訪れるという。5話以降の放送スケジュールは以下の通り。(編集部・石井百合子)

第5話「わかりやすく調子づく男」5月30日(月) 深夜
第6話「肝心なことを見落とす男」5月31日(火) 深夜
第7話「バレちゃった俺」6月1日(水) 深夜
最終話「さよなら、大好きな男」6月2日(木) 深夜

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