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サミュエル・L・ジャクソン、マーベル主演ドラマは自己ナンバーワン!フューリーを「もっと好きに」

マーベルドラマ「シークレット・インベージョン」のサミュエル・L・ジャクソン
マーベルドラマ「シークレット・インベージョン」のサミュエル・L・ジャクソン - (c) 2023 Marvel

 Disney+(ディズニープラス)のマーベル最新ドラマシリーズ「シークレット・インベージョン」の配信がスタートした。サミュエル・L・ジャクソン演じるアベンジャーズの創設者ニック・フューリーが、擬態能力を持つスクラル人の地球侵略計画を阻止するため、久々に戻ってきた地球で闘うストーリー。スーパーヒーローが活躍するマーベル作品とはかなり違い、スパイ同志の心理合戦を楽しめるリアルなサスペンスリラーとなっている。

11年前!『アベンジャーズ 』のニック・フューリー

 先日、配信直前に行われた記者会見に、サミュエルをはじめ、コビー・スマルダーズドン・チードルオリヴィア・コールマンエミリア・クラークベン・メンデルソーンキングズリー・ベン=アディルらキャスト陣に、製作のケヴィン・ファイギジョナサン・シュワルツ、全話を監督したアリ・セリムが出席し、本作について語った。
 
 ファイギは、「数年前、シュワルツが、原作コミックの素晴らしいストーリーを、よりダークなスパイものに置き換えるというアイデアを持ってきたんだ。僕たちは、毎作品、違うジャンルをやりたいと思っている。このドラマは、僕らが『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で触れたものに久しぶりに戻り、スパイ番組としてのトーンを掘り下げる試みだった」と本作のはじまりについて明かす。

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  MCUに参入して15年間、フューリーを演じるのは14度目というサミュエルだが、本作のフューリーは、これまでの彼とはまた違っている。「(サノスの)スナップ後、2度目の登場だけど、彼はしばらく姿を消していた。ちょっと疲れて、弱っているけど、召喚されたから地球に戻ってくる。彼は今、膝を悪くしていて、あまりハッピーじゃないんだ」とサミュエル。

 これまで謎に包まれていたフューリーの人物像も垣間見ることができるのが、本作の大きな見どころの一つだ。「彼のことを知れば知るほど、みんな彼を好きになるはずだ。僕はもっと好きになったよ。少しずつ内面がわかってきて、楽しい時間をすごせるんだ。ニック・フューリーはどんな家具を持っているんだろう? 台所にはアイランド(キッチンの真ん中にあるテーブル棚)があるのかな? 彼は料理ができるのか、なんてことをね」。

 ちなみに、MCU初主演作となった本作の順位を尋ねられたサミュエルは、「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で僕が出演した作品の中では、ナンバーワンに位置づけられるよ。僕は『ウィンター・ソルジャー』が大好きで、あのトーンはこの作品にとてもリアルな形で入り込んでいる。スーパーヒーローたちが人々を助けに来るのではなく、この作品は、人々がやるべきことをする物語なんだ」と答えていた。

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ドン・チードル演じるローディ 本作は『アーマー・ウォーズ』につながるという(c) 2023 Marvel

 一方、9度目のMCU出演となるドン・チードルは、アベンジャーズのメンバーと一緒にいないジェームズ・“ローディ”・ローズを演じた感想を尋ねられると「死者の重みを背負わないでいいのは、解放感があったよ」と答えてみせ、全員が爆笑。「サム(ジャクソン)とは長い付き合いで、一緒にやる企画を探していたんだ。ローディはもともと、この作品の構想に入っていなかったと思う。サムが電話してきた時、この仕事に身を投じることにとても興奮したよ」とジャクソンと共演する喜びを語っていた。

 また、「彼はどちらかというと軍人だったけど、今はある意味、大統領の右腕で特使のような立場なんだ。彼がどんな人物なのかをもっと知って、フューリーだけでなく、他のキャストとの関係がどう発展していくのか見られることが僕の楽しみだった」と語り、本作がMCUの新作『アーマー・ウォーズ(原題) / Armor Wars』に直結する物語であることも明かしていた。

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フューリーの右腕マリア・ヒルも登場、彼女の運命は……(c) 2023 Marvel

そして、フューリーの右腕マリア・ヒルを演じるスマルダーズは「私はサムと仕事をするのが大好きなの。だから、(MCUに)戻れるのは本当にエキサイティングだった。ただ、(本作における)フューリーとマリアの関係にはかなり問題がある。なぜなら、彼女は彼にずっと連絡し続けていたけど、彼が返事をしてこなかったからよ」と説明する。

フューリーの旧友のスクラル人タロスを再び演じるメンデルソーンのほか、本作でMCUデビューを飾る過激派ガイア役のエミリア、イギリスのMI6エージェント、ソーニャ役のオリヴィアと、豪華キャストが揃う本作。エミリアは「今まででもっとも暖かく、豪華で、安全で、素敵で、幸せで、遊び心のあるセットだった」と撮影現場を絶賛し、オリヴィアも『「マーベル映画に出演させて」とエージェントに頼み続けて実現したの。ものすごく楽しかったわ』と笑顔。2人とも初めてのMCUの現場を堪能したようだ。

 ファイギも、続いて劇場公開される映画『マーベルズ』と『アーマー・ウォーズ』につながることを認めていた「シークレット・インベージョン」。フューリーは『マーベルズ』に出演することも判明しており、そのうえで、今後どんなストーリーが展開していくのか、ファンにとっても楽しみなドラマがスタートした。(吉川優子/Yuko Yoshikawa)

「シークレット・インベージョン」ディズニープラスにて独占配信中

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