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「大奥」山村紅葉の土御門がインパクト凄すぎ!驚きの声続々

和宮の母・観行院(平岩紙)と乳母の土御門(山村紅葉)
和宮の母・観行院(平岩紙)と乳母の土御門(山村紅葉) - (C)NHK

 28日に放送された、よしながふみ原作のNHKドラマ「大奥」シーズン2(NHK総合・毎週火曜午後10時~10時45分ほか)の後半パート「幕末編」第19話で、山村紅葉演じる土御門が反響を呼び、SNSでは「土御門が土御門過ぎる」「インパクト強すぎ」と驚きや感嘆の声でにぎわった。

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 第19回では14代将軍・家茂(志田彩良)に嫁いだ和宮(岸井ゆきの)が偽物で、しかも女性だったことが判明。彼女のあまりに哀しい身の上が明かされる。家茂は身を偽って嫁いだことを咎めるどころか和宮がこれまで抱えてきた苦しみを、涙を流しながら受け止め、その懐の深さや美しい心が視聴者の心をつかんだ。

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 土御門は和宮の乳母で、和宮の母・観行院(平岩紙)と共にやってきた。偽物の和宮に憤慨する瀧山(古川雄大)は土御門と観行院に事の経緯を問いただすと、土御門は「いたしかたなかったんでございます」と悪びれず、本物は江戸に来ることを拒み首をくくってしまったと告白。であれば帝にお伺いを立て別の男子を嫁がせるべきだと反論する瀧山に対し、「そんなことをしたら薩摩と組んでいる(いやらしい公家の)岩倉の思うつぼ」だと言い、偽物の正体が和宮の姉であること、そして自身がその乳母であることを告白。驚く家茂に対して、もはや完全に開き直った様子で「さあ、どうしはります? わたしらをお手打ちにしはりますか? 帝にようも徳川をたばかったと訴えはりますか?」と高圧的な物言いで迫り、公武合体など破談になるはずだと言い捨てた。

 男装で、将軍を相手にとげを含んだ言葉を言いたい放題、一歩も引かないといった感の土御門に「さすがの土御門の圧!」「適役」「ハマってる」「強い!」「顔力」とその存在感に圧倒される視聴者が続出した。

 山村は、出演発表時に「1月から放送された「大奥」をとても楽しみに観ていた私はホワイトデーの最終回で「大奥ロス」に。「そうだ、原作を読もう!」と、よしながふみ先生の「大奥」全19巻を取り寄せじっくり読みながら、18巻のお菓子(花びら餅)のくだりでの土御門の言動に「こんな深刻な時に!」と大笑いしていた時に、「土御門役で」との、とても嬉しいオファーをいただきました。土御門のコミカルな部分は生かしながらも和宮様のことを愛し、想う真摯な姿勢は大切に演じたいと思いました」と喜びのコメントを寄せていた。

 山村は大学在学中にドラマ「燃えた花嫁~殺しのドレスは京都行き~」で女優デビュー。 母の作家・山村美紗の原作ドラマ「赤い霊柩車」「名探偵キャサリン」「京都祇園芸妓」「狩矢警部」などのシリーズ作品で人気を博し、「2時間サスペンスの裏女王」の異名をとる。京都出身であり、現在公開中の映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』では“京都の女将”を好演している。(編集部・石井百合子)

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