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「SHOGUN 将軍」藤役・穂志もえか、“祖父”西岡徳馬からの言葉に安堵 ハリウッド時代劇「気持ちでやろう」

広松役の西岡徳馬(左)&藤役の穂志もえか(右)
広松役の西岡徳馬(左)&藤役の穂志もえか(右)

 ディズニープラスの「スター」で配信中のハリウッド制作ドラマ「SHOGUN 将軍」に出演した俳優の穂志もえか西岡徳馬(※「徳」は旧字が正式表記)が24日、都内で行われた大ヒット記念9話&10話上映イベントに出席。劇中で西岡の孫娘を演じた穂志は、西岡からの言葉を受けて安どの表情を見せた。この日は、金井浩人竹嶋康成向里祐香洞口依子宮本裕子も来場し、主演・プロデュースを務めた真田広之からは手紙が寄せられた。

【画像】美しすぎる…「SHOGUN 将軍」穂志もえか演じる藤様

 作家ジェームズ・クラベルの世界的ベストセラー小説を基に、天下分け目の戦い「関ヶ原の戦い」前夜をすさまじい迫力で描き出して人気を博している本作。徳川家康からインスパイアされた戦国最強の武将・吉井虎永(真田)と、石田三成からインスパイアされた大老・石堂和成(平岳大)の鬼気迫る対立が軸となっている。

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 虎永に長年仕える忠実な腹心・戸田広松役の西岡は「今日の雨はバンクーバーの雨を思い出すような……。雨ばかりだったんです。でも雨で撮影中断はないんです」とのっけから恨み節。「日本の撮影だと『晴天』『雨』両方の予定表が来るんですけど、いつまでたっても雨用というのがなくて」と明かし、「メイクに3時間半かかるから、初日は夜中の3時くらいに呼ばれたけど、雨だから中止だなと思って『キャンセル?』と聞いたら、『関係ない』と言われて、全シーン雨でもやりました。日本では考えられない」と吐露。宮本も「台本上、江戸を見ているシーンは晴天だったんですね。晴れ渡る中、遊女たちが未来を見ているみたいなのが、めっちゃ雨だったんだよね」と設定に関係なく撮影が進む“ハリウッドスタイル”を紹介した。

 夫と子に先立たれた按針の正室・宇佐見藤役の穂志は、エミー賞最有力候補として話題を呼んでいる。穂志は「びっくりしています。わたしにとどまらず、いろんな方たちが評価されていますし、わたし1人じゃ何もできなかったので、わたしを藤たらしめたのはスタッフや共演者の方々です。わたしが『SHOGUN 将軍』において、いかに環境と人に恵まれたかが形として見えているのかなと思い、感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びの胸中を語った。

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 藤の祖父でもある広松役の西岡は、穂志に対して「もえかが『どうしていいかわかんない』となっていた時に、どうなってもいいから気持ちでやろう。時代劇は大体形から入るものが多いけど、中から作ろう。あとから形が出来ればいいからと話をしたら、気持ちでいってくれたから、こちらも芝居がやりやすくてよかった」と目じりを下げる。穂志は「時代劇ということで最初は気負ってしまって、所作が汚いんじゃないかとか、座り方や姿勢に不安もあったんですけど、心強い共演者の方に会えて、とってもうれしかったです」と安どの表情を見せた。

 最後に、西岡は「ハリウッドで作った日本の時代劇を何本か観ていますけど、『ん~、これは~』というのが多かった。そういうことだけは絶対にやめようと真田広之くんと半年くらい前から、そのことだけを言ってきて、それが叶ったと思います。ハリウッドが制作した日本の時代劇ナンバー1だと自負しております」と自信満々に本作をアピールしていた。(錦怜那)

「SHOGUN 将軍」はディズニープラスの「スター」にて全話独占配信中

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