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第1回 こはたあつこ「スタローンのダイエットコンテストの巻」

うわさの現場潜入ルポ

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こはたあつこのうわさの現場潜入ルポ
シルべスタ・スタローンのダイエットパーティの巻
スタローンとツーショット。がっちりした手が印象的。
アメリカの一番の関心はダイエット
ビバリーヒルズのホテルのロビー。スタローンの写真つきで、パーティー会場の場所が書かれてある。
スタローンと見つめ合うこはた
スタローンの体の細部を観察するこはた。
最終審査に残った女性。Ruth Hushourさん、46歳。ダイエット&トレーニング前。
Ruth Hushourさん、46歳。ダイエット&とレーニング後。
この写真はあえてムキムキにしてあるけれど、普段はスラリとカッコイイ。
Tamara McElweeさん。ダイエット&エクササイズ前。
Tamara McElweeさん、ダイエット&エクササイズ後。たったの12-16週間(3-4ヶ月)で、ずいぶん変わるもんだ!
Don Robertsさん、ダイエット&エクササイズ前。
新聞を持っているのは、当日の日付の証明です。
ヘルシー志向のロサンゼルスに住んでいるからだろうか。それとも肥満体質の人が多いアメリカだからだろうか。テレビを観ても、本屋に行っても、チラシを見ても、スーパーの食品売り場に行っても、「ダイエット」や「健康食品」の言葉を見たり聞いたりしない日はない。
 
たとえば、ちょっと前までアメリカで人気だったテレビ番組は「The Biggest Loser」というダイエット・コンテスト番組。アメリカ中から太っちょさんの男女を集め、ダイエットとエクササイズを通して、誰が一番体重をおとせるかを競い合うもの。最近その番組で出会った男女が、カップルになってゴールインしたというのも話題の一つ。
 
また、ここ近年アメリカで一番人気のダイエットは「サウスビーチ・ダイエット」。以前、トム・クルーズ主演の『宇宙戦争』の取材に行ったら、そこに集まったアメリカの映画コメンテーターたちの間で一番の話題だったのがそれ。しかも、興味を示した人のほとんどが男性だったから驚きだ。
 
とにかくロスに住んでいると、お天気の話題で会話に入るより、ダイエットの会話の方がみんなの関心を引きやすいと思えるほど、ダイエット熱が高い。
シルベスタ・スタローンプレゼンツ
で、そんな中、シルベスタ・スタローンが、自社の健康食品を扱ったダイエット・コンテストを開き、その最終審査パーティーが行われるという。さっそくわたしも参加してみることに。そういえば、スタローンさん、最近スクリーンで見かけないと思ったら、こんなことをやってらしたのね。
 
そう。このコンテストはスタローンが2003年に設立した「インストーン」という、健康食品やサプリメントを扱った会社が主催したもの。自社のサプリメントを使い、12-16週間の間に、トレーニングもかねて、一番かっこよくやせた人が優勝するというもの。
 
2005年1月15日にスタートしたこのコンテストに、アメリカ中から応募者殺到。そして、2006年2月25日に、その最終審査に選ばれた10人の人たちを招いての優勝記念パーティーが、ビバリーヒルズのロウズ・ホテルで開かれたのでした。
 
会場に行くとびっくり。シックに黒でまとめた大人の男女が集まっている。タンニングした肌をスマートに露出したり、おそらく40歳以上の人たちなのに、カッコイイ! ハリウッドのボディーコンシャスな大人を一同に集めたといった感じ。
使用前、使用後
会場の壁には、最終審査に選ばれた10人の男女の「ダイエット前と後」の写真が並ぶ。しかし、さすがスタローンが主催しているだけあって、ダイエットというよりも、ボディビルといった感じ。
 
また、それぞれの参加者にドラマがある。ある49歳の男性は、ニューオーリンズのハリケーンで何もかも無くしたけれど、意地でもトレーニングは続けたそうだ。それが心の支えになったという。また、ある36歳の男性は、重症で入院する奥さんを抱え、人生のどん底から何とか這い出そうと、自分の体を強化するため、コンテストに参加したそうだ。また、ある46歳の女性は、かつての若さとエネルギーを取り戻したい思い、必死でがんばったそうだ。彼らのドラマも、そして、彼らの決して若くない年齢も、希望を与えてくれる。
スタローン登場!
で、いよいよ、スタローンの登場!
 
パーティーが始まる前に、隣接したお部屋で単独インタビュー。
 
やっぱり黒を着て登場したスタローンは、さすがにロッキーやランボーだっただけあり、かなりのマッチョマン! ちょっと失礼させていただき、その体に触れてみました。
 
おお! すごい! 胸板も腕もトラックのタイヤのようにがっちり! 手も野球のグローブみたいに大きくて、あたたかい!
 
そして、話しをしてみると、イタリア系だからか、とっても陽気で明るい人でした。
 
ちなみに健康食品の会社を始めた理由については、「昔から大勢の人たちに『どうやったらそうゆう体になれるんですか?』といつも聞かれていたのがきっかけ。「だったら、具体的に自分が使っているサプリメントやトレーニング方法を教えてあげよう」と、思ったそうです。特にこの会社のサプリメントは自分が毎日飲んでいるので、すすめやすいとか。つまり、スタローンは自社製品の「歩く宣伝モデル」ってことになるんでしょうね。
 
もちろん、医学やスポーツと栄養学の専門家たちが製品の開発チームにいますが、彼自身もこの食品の開発に関わっているとのこと。試作品は自分のキッチンで作って試してみるそう。もし、自分の友達が「ウエー」と顔をしかめたら、失敗。「子どもは正直だからねー」とスタローン。
 
「まるでシェフのようですね」と言ったら、「いや、発狂寸前の科学者みたいなんだよ」と返す彼。
 
……ん?
 
一瞬、髪をもじゃもじゃにして、白衣を着たスタローンを想像してみたが、どうも感じが出ない。どちらかと言うと、「発狂寸前のランボー」みたいなのでは? 台所で材料をマシンガンのような勢いで混ぜ合わせているランボー。そう思ったら、吹き出しそうになってしまった。
階段昇り降りダイエット
最後に、「やせたい人たちへのエクササイズのアドバイスをお願いします」と聞いたら、「とにかく最初はゆっくり始めること」だそう。週に3回のエクササイズがおすすめだとか。「最初は簡単なものから始めること。たとえば、ゆっくり階段を昇り降りするとかね」
 
へー、それだけでも違うんだー。
 
「とにかくやり過ぎないようにすることが肝心だね。みんな、頑張ってください」
 
そう言い残して、パーティー会場へと消えていった彼。
 
うーん、やっぱり、スタローンに言われると説得力あるんだなあ。なんてったって、意思の力そのもので、人生を切り開いていった人ですからね。まるでロッキーの人生みたい。
 
ところで、実際にパーティーが始まると、取材で来たわたしは入れなくなってしまいました。日本だったら「マスコミの人から、どうぞ、どうぞ」となるのに、こちらは、「あくまでもプライベート・パーティーなので」ということで、やんわりと断られてしまう。そんなところが、マスコミよりも個人のプライバシーを尊重するアメリカらしいなあと思いました。
 
さあ、わたしも家に帰ったら、階段の昇り降りからはじめてみるかー!
1.「インストーン」のサプリメントは日本でも売っているそうです。英語のオフィサルサイトは
「STALLONE INSTONE」
 www.instonenutrition.com
2. スタローンの今後の作品:
2006年に『ロッキー・バルボア』(原題)、また、2007年に『ランボー4』(原題)がアメリカで公開される予定。
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