週末に公開される話題の映画の中から、気になる人物をクローズアップしてご紹介します。今週は、8月5日から公開される『釣りバカ日誌17
あとは能登なれ ハマとなれ!』に主 演して いる西田敏行をクローズアップします! 小学5年生のころから夢だったと言う「役者」の道に進み、今や日本を代表とする名優として知られる西田敏行。そんな彼の人柄や多才ぶりに迫ります。 |
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西田敏行は日本の演劇界になくてならない名優の1人。その多才ぶりから活躍の場を舞台だけではなく、テレビ、映画、音楽など、多方面で引っ張りだこ。受賞歴も華々しく、ゴールデンアロー賞、日本アカデミー賞優秀主演男優賞、ブルーリボン賞主演男優賞などの名誉ある賞が勢ぞろいしています。まさに日本を代表とする名優です。
そんな西田が、ついに世界へ羽ばたくときが訪れました。ついにハリウッドデビューが決まったのです! 作品名は『ザ・ラーメン・ガール』(原題)。『シンシティ』や『ジャスト・マリッジ』で知られる若手人気女優のブリトニー・マフィが主演を務め、ラーメン職人になるべく東京で修行を積むという物語。西田はヒロインにラーメンの作り方を教える職人役にふんする予定。撮影の日程、準主役なのか、ヒロインとのラブシーンはあるのかなど、詳細は一切不明ですが、西田の演技が世界を魅了する日は近いのでは?
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この笑顔で世界征服です! 「えへっ」 |
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西田の代表作といえば日本国民から愛されている『釣りバカ日誌』シリーズ。仕事は二の次で、釣りと妻のみち子さんをこよなく愛する“浜ちゃん”役を、コミカルに演じて人気を博しています。浜ちゃんとみち子さんのラブラブぶりが伺える「合体」のシーンは、西田のコミカルな演技の見せどころです。
実はこの“浜ちゃん”というキャラクターは、西田本人とそっくりなんだとか。特に奥さんに対する愛情表現はプライベートの西田そのものだそうです!
本人いわく「女房が台所で料理を作っていたら、うしろから目隠ししちゃいます。ぼく1人が浮かれていて、浜ちゃんみたいなんです。」とのこと。おちゃめ過ぎです……。あの演技は地だったんですね。そんな西田の態度に対して、奥さんは「バタバタしないの!」と愛情を込めて叱るんだとか。そこはみち子さんとは違うようです。
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「ぼくの趣味は奥さんです! むふっ」
( C) 2006 松竹
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芸能界でまことしやかに語られている伝説、それは「時代劇に西田を使うと必ずヒットする!」ということ。その恩恵にあずかろうとしてか、NHKの大河ドラマは過去に10回も西田を出演させています。
西田の演技には「カリスマ性」があるんです。過去に演じてきたのは、徳川吉宗、勝海舟、西郷隆盛、豊臣秀吉、徳川家康、など歴史上重要な人物ばかり。そのすべてを演じきったことは、歴史的人物を演じる上で最も重要な資質の1つである「カリスマ性」を持っているからとも言えます。時代劇では青年期から老年期を一貫して演じることが多く、若侍を演じるときは黒いアイラインをビンビンに入れて、30歳近く若作りして臨みます。一見すると妙ですが、不思議と説得力があるんです。
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「カリスマ性だなんて、そんな大そうなものではありませんよ!」 |
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俳優たる者、いろいろな芸をこなせなくては一流とは呼べません。西田も名優と呼ばれるだけあって、いろいろな特技があります。有名なのが歌唱力。1991年にリリースした「もしもピアノが弾けたなら」は大ヒットして、NHK紅白歌合戦に出場したほど。そのほかにも、実は『ドラえもん のび太の日本誕生』の主題歌、「ひらけ!
ポンキッキー」(のちの「ポンキッキーズ」)の挿入歌なども歌っています。
最近では、夏恒例の『釣りバカ』シリーズ内でその歌声を披露することが多く、宴会のシーンなどでは独壇場でその美声を披露しています。さらに腹芸やひょっとこ踊りなど、舞台となる地方の伝統芸を組みこみ、思う存分芸達者ぶりを発揮しています。最新作となる『釣りバカ日誌17
あとは能登なれ ハマとなれ!』では、石川県が舞台。どんな芸が飛び出すのやら楽しみです。ぜひ劇場で確認してください!
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「日々、芸を磨いております!」 |
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文・構成:シネマトゥデイ編集部 |
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