チェスト!特集ページ
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リーダー的存在だが、実はカナヅチという吉川隼人が学ぶ、薩摩藩の古流剣術の掛け声。「それー!」や「やー!」の意味があるが、隼人は自分に気合を入れるときによく使っている。「負けるな、うそを言うな、弱いものをいじめるな」という400年以上も昔から薩摩で行われてきた伝統の教育制度、※「郷中(ごじゅう)教育」を地でいく隼人。しかしいくら伝統といえどもそれを実践しているのは隼人ぐらい。学校の友だちから「化石になっちまうぞ!」とからかわれるが、そんなとき |
彼らが挑戦するのは大正時代からの伝統を持つ「錦江湾(きんこうわん)横断遠泳大会」。 |
カナヅチを隠し続ける、隼人。東京から引っ越してきた、クールな矢代智明。ふとっちょで、緊張するとゲリってしまう成松雄太。この3人が互いに協力し合い、4.2キロの遠泳大会とそれぞれが抱える問題に小さな心と体で体当たりしていく姿を描く。彼らの姿はクラスメートだけでなく、離婚を考えている大人や人生に疲れた大人、そして難病を抱えた大人たちの心を動かし、熱い勇気と希望を「チェスト!」していく! |
ひきょう者が大嫌いな熱血漢、隼人。郷中教育の教えをモットーに、かわいい妹と、時には優しく、時には暑苦しい両親に育てられた少年。ただ毎年行われる夏の遠泳大会には体調不良やケガを理由に出場経験がなく、学校のプールの授業だって見学組。周囲には秘密にしているが実はカナヅチなのだ。しかし小学生生活最後となる今年の遠泳大会には出ざるを得ない予感が……。 |
東京から隼人のクラスに転校してきた超クールな智明。クラスメートからの遠泳大会の誘いに、泳げるのにもかかわらず「頑張るの、趣味じゃないんで」とピシャリ。周りと溶け込もうとしない智明はクラスの悪ガキどもに嫌がらせを受け、靴を隠されたり、プールの授業で死にそうになったり。それでもクールを決め込む智明の心の奥底には、癒すことのできない大きな傷が……。 |
過敏性腸症候群に悩む、甘いものが大好きなおとなしい性格の雄太。その性格がたたってか、クラスではいつも小ばかにされるポジションに。だが、病気で療養中の母親の面倒を見る心優しい一面があり、のほほんとした雰囲気は癒し系そのもの。隼人同様にカナヅチだが、遠泳大会にかける思いはなぜか人一倍。しかも今年の遠泳大会に出るのが夢なのだという。理由は遠泳中に行われる何からしいが……。 |
クラスの担任で学校のマドンナ、 |
力を合わせていざ練習! けれども問題 |
隼人のお父さん、隆夫。 訓練のために |