早速、会場に居たアメリカ人たちにインタビュー!
・前列で思いっきり拍手していたハンサムな30代の男性。
「色彩が素晴らしい! アニメーションで描かれる世界が魅力的だった。なんて楽しい世界なんだ!」
・近くにいたキュートな20代後半の女性
「とってもチャーミングな映画だわ!そしてポニョが本当に魅力的!大胆で冒険好きで。若い女性の理想像だわ」
・その恋人だと思われる知的な40代の男性
「こんなに感動した映画も久しぶり。人生の不思議と素晴らしさを教えてくれる。宗介のお母さんが小さな車で丘を走るシーンも、海底のファンタジーのシーンも両方とも人生を謳歌(おうか)している。現実もファンタジーも本当は境界線がなく、同じ世界なのだと思う」
・ポニョに似ている小さな女の子
「この映画で一番好きだったのは誰でしゅかー?」「うーんと、えーと、…ポニョ。」
・もうすぐ11歳になる男の子
「ポニョのお父さんがクールだったよ。いろいろなことにチャレンジするけれど、失敗ばかり。宗介のお母さんも、おっちょこちょいなところが、うちのママにそっくりだよ」
・50代のビジネスマン
「今まで観た映画の中で一番面白かった! 宮崎作品の中でも、これが一番楽しかった。ところで、登場人物があまり日本的に見えなかったが、これは海外を意識してそうしたのかい? アメリカで大成功すると思うよ」
・子連れの母親二人
「宗介のお母さんがリアルねー。夫が帰ってこないときのふてくされた態度も、でも、その後子どもを抱きしめたら気分が良くなって、『さあ、おやつよ』と簡単に切り替えるところなんか、うちとまったく同じよー」
「そうそう。このリアル感はアメリカの映画では見られないわ。だから、宗介のお母さんにすぐ感情移入できたわ。でも、わたしの中では、宗介がヒーローよ。もう一人息子が生まれたら、宗介という名前をつけたいくらい」
・子連れ母親Aの夫で映画製作の仕事をしている男性
「アメリカの伝統的なディズニー作品にありがちな方程式にはまっていないところが新鮮だった。アメリカのアニメだと、いわゆる善悪のキャラクターがはっきりしているが、この作品はそれがない。ポニョのお父さんも一見悪いキャラのように見えるが、本当は自分の娘であるポニョのことを愛しているんだね」
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