普通の主婦だったのに、数年前に書いたハリウッド関係の本がアメリカで話題を呼び、今では「ハリウッド」に詳しい著者になってしまったゲイリン・ホイットリー・キースさん。彼女が書いた本とは、「The Father of Hollywood(ハリウッドの父)」というもの。19世紀末にハリウッドの土地開発をしたH・J・ホイットリー(H.J. Whitley)氏についての本です。
でも、なぜ普通の主婦がそんなことに興味を持ったのか? ……実はH・J・ホイットリーは彼女のひいおじいちゃんにあたる方なのです。
彼女の実家には、ひいおじいちゃやひいおばあちゃんが書いた手紙や日記、また当時の新聞記事や写真などがダンボールに40箱以上もあり、ハリウッドに何もない野原から街として成り立っていく様子がありありと書かれてあったそうです。
「自分がひいおじいちゃんのことを書かないと、他人がいいかげんなことを言いふらし、それが事実になってしまう!」とあせったことが動機となり、膨大な資料を整理しながらやっと1冊の本にまとめあげたそうです。
アメリカでも意外なハリウッドの由来が書かれてあったため、その後メディアに取り上げられたり、セミナーに呼ばれたりと注目を集めることに。 |